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「承諾殺人」夫に刑猶予判決~妻の遺体放置

5月14日(火) 19時42分


佐賀県吉野ヶ里町の山中で女性の遺体が見つかった事件の裁判です。

同意の上で妻を殺害したとして、承諾殺人の罪などに問われていた男に対し、佐賀地裁は執行猶予のついた有罪判決を言い渡しました。

判決によりますと、借金で将来を悲観した岡田加津吉被告は今年1月、兵庫県内で心中の誘いに応じて睡眠導入剤を飲んで眠った妻の幸子さんの首をネクタイで絞めて殺害しました。

そして、吉野ヶ里町の山中まで幸子さんの遺体を車で運び遺棄しました。

これまでの裁判で、検察側は「被害者は死を望まないで心中を消極的に選択したに過ぎず、悪質性が高い」と主張し、懲役5年を求刑しました。

一方、弁護側は「岡田被告は積極的に心中を誘っていた訳ではない」として、執行猶予付きの判決を求めていました。

きょうの判決で、佐賀地裁の今泉裕登裁判長は「岡田被告と被害者はおよそ3か月にわたって死に場所を探す旅を続けていて、死の承諾は被害者の真意に基づくものだった」と認定しました。

その上で、岡田被告に対し、懲役3年、執行猶予4年の判決を言い渡しました。

2019年5月14日(火)のニュース