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元寇の船世界初の技術で保存へ~鷹島沖沈没

8月21日(水) 19時32分


こちらはおよそ740年前に九州に襲来し嵐に見舞われ沈没した元寇の船です。

これを世界初の技術を使って保存しようという大規模な実験がきょう本格的にスタートしました。

長崎県の鷹島にある松浦市埋蔵文化財センターで始まったのは、元寇の船の部材が入った温水のプールの中に、保存処理剤を投入する作業です。

鷹島沖の海底では、これまでに元寇の船が2隻発見されていますが、地上での保存処理方法が確立されていないため、現在、その大部分は海の中で保管されています。

今回の実験で保存処理剤として使われるのはトレハロースと呼ばれる甘味料の一種です。

これまで使われていたポリエチレングリコールに比べ、木材の色や質感を損ないにくいほか、処理時間を最大10分の1程度に抑えることができます。

●琉球大学池田榮史教授
「ちゃんとできれば、引きあげに向けて一歩二歩前進する」

保存処理には1年半ほどかかる見込みで、調査チームは2020年代後半には船の引きあげに着手したいと話しています。

2019年8月21日(水)のニュース