SDGs×キテンゲ 今、一枚の布が伝えたいこと

個性的な色と柄をもつアフリカの布地 「キテンゲ」。「人や国の不平等をなくしたい」「ジェンダー差別をなくしたい」自分たちにできることは何か?この美しい布「キテンゲ」を通して福岡の学生たちが今伝えたいこととは?

オシャレと幸せをはんぶんこ[Dress for Two]

大胆な色と柄が特徴の「キテンゲ」。現地ではドレスやシャツに仕立てたり、腰に巻いて巻きスカートに、雑貨を作ったりと、日常生活には欠かせない布地。

そのルワンダの首都・キガリ・・定職に就けないことで、満足な収入が得られず、スラム街で貧しい暮らしを送る女性たちの姿があります。どんな状況にいても幸せを感じて欲しい、そんな思いから立ち上げられたプロジェクトが「Dress for Tow」。
1枚の布を「はんぶんこ」にしてルワンダの女性のおしゃれをするチャンスを提供するというプロジェクト。 1枚のキテンゲで2枚の洋服を仕立て2つの国の女性でシェアします。しかし、ルワンダで洋服を仕立てるのに必要な費用はおよそ1000円。平均月収が約3000円のルワンダの女性たちはオシャレすることをあきらめてきました。そこで洋服にかかる料金を日本の女性が約2万円、ルワンダの女性は200円にする仕組みを作り無理なく同じファッションを楽しめるようにしたのです。


そのキテンゲに興味を持ち、プロジェクトに賛同した香蘭女子短期大学から、一緒に学びたいとの声があがりました。ファッションを専門とする学生たちと一緒に、ルワンダの女性たちのために何ができるのか?「キテンゲ」でどんなアイテムを作ればルワンダの女性の収入となり、生活が豊かになるのか?新型コロナの影響で顔をあわせて話す機会は少なかったものの、人や国の不平等をなくしたい、ルワンダの現地で活躍するテーラーたちに日本と同じ技術を学んでほしい、平等な教育をうけてほしいという学生たちの強い思いがありました。そのために自分たちは何ができるのか、その考えた結果がカタチとなって伝えられました。

学生が注目したのは、服を仕立てた後にでる残布、いわゆる端切れの有効利用です。誰でも作れる小物にすることで、ルワンダの女性が収入につながります。もともと持っているルワンダのテーラーのセンスに、日本の技術を伝えることでもっと素晴らしい商品に生まれ変わる。頑張って作れば収入を得られるという感覚を味わってもらえるような仕組みづくりです。


そして、行われた「卒業制作展」。SDGsをテーマにキテンゲで思い思いの服や小物を製作した学生たち。華々しい作品がたくさん並ぶ中、そのキテンゲのもつ魅力を余すことなく披露した作品に客の足がとまります。キテンゲで制作された浴衣には、平等な教育を願う学生の願いが、男性でも着ることのできるメンズスカートにはジェンダー平等を思う学生の思いが込められました。

卒業制作展で披露された論文をみると、そこには、服、小物の具体的なサイズ、縫製の仕方、製品にするための具体的な方法が細かく記されていました。その論文通りに 縫製をすすめると、キテンゲの小物たちが完成する1冊に!この卒業論文をテキストとしてルワンダへ。すべての工程には学生がつけた英訳もついています。

「Dress for Tow」すべての女性に働ける喜びを!「幸せを分かち合える」1枚の布が、ルワンダの女性の希望の光になるよう、まだまだサポートは続きます。

◆Dress for Two
・エプロン・・・1万2,000円~
・ワンピース・・・2万4,000円~
・小物・・・1,100円~
※キテンゲの洋服・小物がオンラインショップで購入できます
HP:https://www.dress-for-two.com/


2021年3月8日放送

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