ハーブ王子登場!身近な野草で"いにしえの"草もち作り

日本の野草のすばらしさを発信している北九州市在住のハーブ王子が登場。平安時代に食べられていたという草もちを再現します。身近な野草の魅力が満載です!

ハーブ王子と野草散策

普段目にする野草の事であれば、知らないことはないという、豊富な知識を併せ持ち、
ついた呼び名が"ハーブ王子"。北九州市出身の野草研究家、山下智道さん31歳。
職業は野草研究家。野草についての講演や図鑑の執筆など、幅広く活動されています。

まずは、身近な野菜について教えてくれました。
道ばたに自生している「アキノノゲシ」(2枚目)。レタスの原種がこのような感じで、生春巻きに入れてもおいしいのだとか。体のむくみにも良いそうで、水分を排出してくれるとのこと。(3枚目)こちらは「スギナ」。よく見かけますよね。野草の中でもミネラルが豊富なもの。お風呂や化粧水、塩など、いろいろな用途に使える野草です。また、天ぷらにしたらおいしいという「セイタカアワダチソウ」!?には、発汗作用があるので冷え性の方にはもってこいの野草なんだそうです。

わずか2メートルのアスファルトの隙間だけで出るわ出るわ!野草の知識。これが山下さんがハーブ王子と呼ばれる所以なんです。


いにしえの草もちとは?

「草もち」と聞いて連想する植物と言えば...「ヨモギ」ですが、山下さんによるとヨモギ餅が食べられるようになったのは江戸時代。この時代の武士が好んで食べていたとされ草餅の代表格となり、現代まで続いているのだと言います。草もちが一番最初に"お菓子"として食べ始められたのは平安時代。庶民には絶対食べられない高級なものでした。紫式部を肩を並べる有名な歌人「和泉式部」がその一人。時代の最先端を歩んだ歌人の一押しがこの「いにしえ草もち」なんだそう。
この時代の草餅はまだもち米が入ってきてなく、普通のお米をいかに団子状にするかを考えていました。丸めるために使っていた"いにしえの野草"というのが、近所の田んぼ近くにありました!そのいにしえの野草とは「ハハコグサ」。春の七草ではゴギョウと呼ばれる野草です。茎を割いてみると白い糸を引いています。さらに、ハハコグサをよく見ると、葉や茎が白い毛で覆われています。この毛が、つぶした米を団子状にとどめてくれるつなぎの役割を果たしてくれるのだそうです。

和泉式部は「和泉式部集」にて、

「花のさと
心も知らず春の野に
いろいろつめるは、ははこもちぞ」

とハハコグサで作った餅の歌を詠んでいます。


いにしえの草もち作り

さぁ、いよいよ"いにしえの野草"ハハコグサを使った草餅作り。材料はいたってシンプル。ハハコグサと、白玉粉のみ。まずはハハコグザの葉をちぎり、沸騰した鍋の中へ。
30秒ほど湯がいて、深い緑色に変わったらゆであがりです。粗熱を取り、水気を切ったらすり鉢でペースト状にしていきます。すり鉢で植物の細胞膜をすりつぶすことで、香りと粘りが出やすくなります。多少繊維が残っていてもOKです。ハハコグサならではの繊維が入ることでつなぎの役割をはたしてくれます。それを、白玉粉に練りこみ、お好みで、絹豆腐を入れるとつやが出て、冷めてもモチモチ感が続くので、次の日もおいしくいただけるそうです。一口大に形を整え、ゆでたら完成です。平安時代の歌人、和泉式部が愛した、草餅の完成。令和風に、粒あんと、きな粉を添えました。平安時代に思いをはせながら、いにしえの草もちを味わってみるのもいいのではないでしょうか?


ハーブ王子の今後の活動は?

最近増えたというのが企業からの依頼。薬草園やハーブ園のプロデュースなど。
あまり知られていない、美容や健康にいいとされる薬草を選び抜き独自の世界観を演出しています。近日宮崎県に山下さんがプロデュースした薬草園がオープン予定。
また、化粧品のプロデュースも手掛けているそうで、薬草の知識を生かして多方面に活躍の場を広げています。「野草に取りつかれた」と、自ら言う山下さん。今後のさらなる活躍に期待です。

2021年4月26日放送

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