プロゴルファーの出産と子育て

女子プロゴルファーの視点を通じて、アスリートの出産と子育て事情について考えます。

ゴルフと子育てを両立し初優勝

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今年3月に開かれたJLPGAステップ・アップ・ツアー「ラシンク・ニンジニア RKBレディース」で最年長にて初優勝を収めた佐藤靖子選手(42歳)。ピンチの場面も一人娘ななみちゃん(7歳)の「みんなテレビを見ている人はママの笑顔を見たいんだよ。だから笑顔でプレーしなきゃダメだよ」という言葉を胸に、初優勝をつかみ取りました。

神奈川県相模原市。佐藤選手は実家で、実母と夫、そして小学2年生の長女のななみちゃんの4人で暮らしています。1年の半分は遠征で家を離れる生活の中、「家族は一番の応援者なので力強い」と話す佐藤選手。プロゴルファーとして活動できるのは家族の応援があってこそだといいます。

子育てとプロゴルファーを両立させている佐藤選手ですが、妊娠したのは、4年ぶりにレギュラーツアー出場権を獲得したシーズン中。選手として波に乗ってきた時期でした。ゴルフか?出産か?この時期、このタイミングで産んでいいのか?佐藤選手の中で大きな葛藤がありました。しかし「産んでよかった」と今、胸を張って答えてくれました。


50年以上前のアメリカで...

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日本女子プロゴルフ協会顧問の樋口久子さん(75歳)。50年以上前の1970年、日本で初めてアメリカツアーに挑戦した女性です。その時アメリカで見た光景が忘れられないと言います。選手である妻が練習ラウンドをしている間、夫が子供をおぶってカートを運転していたのです。「子供も欲しいし、出産してもゴルフを続けたい」その時、それを日本でもやらなきゃいけない!と思ったそうです。

その後、日本に戻った樋口さんは42歳の時に出産。2年間の産休後、日本ツアーで2勝をあげました。子育てにはベビーシッターを利用したと言います。人の手を借りないとなかなかできなかった育児。足にしがみつく子供に後ろ髪をひかれながら選手生活を送ったと振り返りました。


プロゴルファーの子育て支援は?

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選手の子育て支援として、日本女子プロゴルフ協会では、シード選手に限り、出産から3年間はトーナメント出場権を保持できる「産休制度」を設けています。制度を利用できるのはわずか50人のシード選手という課題はありますが、今シーズン、若林麻衣子選手と横峯さくら選手が「産休制度」を利用してレギュラーツアーに復帰しました。

「近年、若い女子プロゴルファーが子供を産んで復帰するケースが増えてきたと感じる」と佐藤選手。若い選手に「私たちの道を切り開いてくれてありがとうございました」と言われることもあるそうです。子供に家を離れてつらい思いをさせている部分もあり、心苦しくもあるけれど、お母さんの頑張っている姿を見て、子供も感じるものがあると信じて、日々頑張っています。

また、アメリカゴルフ協会では2020年に産休・育休制度を改定。女性選手だけでなく、男性選手も「産休、育休」を取得できるようになり、期間も1年から最大2年に延長されました。日本でも、ゴルフ界だけでなくあらゆるスポーツ界で、出産や育児に対して、こうした環境が整うことが望まれます。

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