進化するペットボトル!飲料業界の環境対策が地球を救う!?

私たちが普段何気なく飲んでいるペットボトル飲料。幾度となく進化を遂げてきた清涼飲料業界で、更なる環境対策が施されたということで取材しました。

ラベルレスボトルで環境対策!?

清涼飲料業界では、2018年にアサヒ飲料から業界で初めてラベルを取り除いたラベルレスボトルが発売されました。ペットボトルに接着しているラベルはプラスチックで出来ているため、ラベルを無くすことでラベルを作る際に発生する温室効果ガスを出さずに製品を作れるようになり二酸化炭素の削減対策につながるそうです。

ラベルレスボトルはオンラインを中心に販売されており、ダンボールで販売されるためラベルに掲載されている成分表示も箱(ダンボール)に記載する工夫が施されています。
発売開始された2018年が26万箱、2019年108万箱、2020年223万箱と売上を伸ばしており、2021年は300万箱を目標にされているとのこと。1箱24本入っているので、年間でペットボトル7,200万本分(約230トン≒25メートルプール230個分)の削減を目指しているそうです。

ペットボトルの軽量化で環境対策!?

ペットボトル自体も2004年に発売されていたものよりも10グラム(約35%)の軽量化しているそうで、軽くなった分プラスチックの使用量が少なくなることで環境対策に繋がっているとのことでした。

ペットボトルと聞くと未だに石油のイメージが強いですが、近年のペットボトルは環境配慮素材を使用し石油由来のPET削減を進めているそうです。環境配慮素材を使用しペットボトルの軽量化を進めることで、CO2排出量を年間約2,300トン削減(約2割)に成功しているそうで、先述したラベルレスと合わせて2,530トンのCO2排出量を減らせるとのことでした。

ボトル to ボトルで環境対策!?

これまでもペットボトルはリサイクルの代表的なものでしたが、今まではペットボトル以外のものに生まれ変えることでリサイクルされてきました。しかし、別のものにリサイクルしてもいずれは焼却することになってしまうため、更なるリサイクルを追求し"ボトル to ボトル"ペットボトルをペットボトルにリサイクルする循環を作り上げたそうです。

ペットボトル→販売→収集→分別→原料再生→ペットボトル・・・と何度でも循環させることで、ごみを出さないリサイクル化に成功。ごみを燃やすことで発生していた二酸化炭素を出すこともなく持続可能な資源となりました。

ペットボトルを通じて環境対策!?いま私たちに出来ること

「容器リサイクルボックス」をご存じでしょうか?清涼飲料の自動販売機の隣に設置されているので、皆さんも過去に一度は利用したことがあるかと思います。ペットボトルをリサイクルするために設置されているボックスになるのですが、ごみ箱と勘違いされている方も多いようでたばこの吸い殻や、ライター、空の弁当箱、レジ袋などペットボトルとは関係のないものが入れられていることが多いそうです。

「容器リサイクルボックス」で集められたペットボトルは、キャップやラベルなどのペットボトル以外のものを取り除く作業を手作業で行っているそうです。その為、分別を疎かにしてしまうと、「容器リサイクルボックス」の意味が半減し意図していない工程にかかる時間が増え、環境対策の効率が悪くなってしまいます。

"ボトル to ボトル"作業工程
1. キャップ・ラベルなどを取り除く(手作業)
2. つぶして運びやすくして次の工場へ
3. 小さく切り刻み洗浄 異物を取り除く
4. フレークを加工しPET原料に

ペットボトル飲料を利用する消費者が出来ること。それは、飲んだ後は洗って正しく分別し捨てること。簡単なことだけどなかなか出来ていない方も少なくないと思います。一人ひとりのちょっとした気遣いで環境対策に貢献できますので、身近なところから実行することを心がけていけたらと思います。

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