RECRUIT RKBの現在地と未来予想図

PROFILE

  • 城一 友哉

    TOMOYA JHOICHI

    2016年入社

    テレビ営業局 営業部

  • 孫 嘯林

    SHORIN SON

    2013年入社

    制作局 テレビ制作一部
    兼 アジア戦略室

  • 池田 浩

    HIROSHI IKEDA

    1994年入社

    事業開発局 コンテンツ開発部

  • 木下 由里子

    YURIKO KINOSHITA

    1995年入社

    アジア戦略室

  • 岩根 修一

    SHUICHI IWANE

    2004年入社

    編成戦略局 地域戦略部

※対談した時点(2020年1月)の組織名で表記しています。

SESSION01
SESSION01

放送局、テレビおよび
ラジオメディアの現状

池田
日本の広告費を主な媒体別に見るとインターネットの台頭が目覚ましく、新聞と雑誌は徐々に落ち込み、これまで圧倒的だったテレビが追い抜かれるのも時間の問題だといわれています。それでもテレビとラジオはほぼ横ばい状態で、実は東日本大震災以降、総広告費は年々増え続けています。
城一
テレビの全盛期って、そんなに今と違っていたのですか。 
池田
私が入社した1994年はまだネットがなく、携帯電話もみんなが持っていない時代で、テレビは最も信頼できる情報源でした。テレビCMも何にでも効く万能薬のようなもので、スポンサーもそれを強く求めていたのですが、今はピンポイントで効く薬のほうがニーズは高い。それがインターネット広告だったりするのです。
木下
全盛期の過去は忘れましょう(笑)。大事なのは今、そしてこれからだから。
池田
それで、次の時代に向かって新しい取り組みを行っている各部署の皆さんに集まってもらったわけです。
SESSION02
SESSION02

海外戦略や新規ビジネスなど
独自の動き

木下
アジア戦略室は中国や韓国の姉妹提携局、領事館などと交流をするような部署でしたが、この1年ほどは地方自治体や九州観光推進機構などの依頼で当社が窓口となり、インバウンドやアウトバウンドに寄与したり、海外に日本や九州の魅力を広めたりする案件が急激に増えています。そのひとつが、日本人とタイ人がチームを組んで走り友好を深める「クルンシィ・アユタヤ『絆』駅伝」で、2021年に5周年を迎えます。
岩根
もう日本という枠を越えていますよね。
木下
イギリスとインドの放送局との3社共同で九州の魅力を伝える30分番組を10話制作し、2020年に世界28カ国で放送されました。なかなか踏み込めなかった中国にも孫さんのおかげで進出できたし、今後はアメリカも視野に入れています。確かに危機感はありますが、どこもやっていないことにいち早く取り組むことが大事だと思っています。
海外から見れば日本の放送局のブランド力は高く、ほかの国にないノウハウがあるし、取材や番組作りも丁寧でとても信頼されています。むしろ今からがチャンスです。
池田
アメリカもそう。海外からすると、日本のキー局か地方局かはまったく関係ありません。
木下
あくまで何をするか、何ができるかですからね。インターネットについて考えないといけないのは、いかに共存していくか。うまくいけば、これまで地上波として対象エリアの800万人にしか届けられなかったものを日本中、世界中に広げることができます。
城一
就活でRKBの会社説明会に参加したとき「アジアのキー局になる」「日本よりアジア、世界を見ている」という話がありました。まさに有言実行ですよね。
岩根
地域戦略部は2019年に発足したのですが、簡単にいえば福岡・佐賀エリアのことを知ったうえで日本全体や世界に通用するコンテンツ、その足がかりをつくる部署です。RKBと大学を連携させたり、番組同士でコラボレーションしたり、ドラマを作ったり、ネットを連動させたりと仕事の内容は非常に多種多様です。
池田
放送局=ハブという発想ですよね。放送局を起点に地域の自治体や企業、大学、人などをつなげて化学反応を起こす。それでモノやサービス、ビジネスを生む。そういうことって、地域に根差した放送局といいながら実現できていませんでした。
岩根
地域の良いコンテンツ同士を結びつけたらもっと良いビジネスになるし、ものすごくいい作品ができる。そういう発想をする部署は確かにありませんでした。
池田
しかしどの新規部署も、もともと何のお題も与えられていないんですよね(笑)。
岩根
普通であれば、業務内容も最終目標もあらかじめ決められていますよね(笑)。
池田
自分たちでいろいろと考え、試しながら新しい価値をつくり出す。どの部署も本当にクリエイティブで、全国でも珍しいと思いますよ。
RKBは放送局を超えたような会社です。放送以外の事業、それもひとつの会社なのに複数の企業が集まったような幅広い仕事ができるのですごく楽しいです。
岩根
新規ビジネスで最初に軌道に乗ったのがコンテンツ開発部でした。
池田
当時事業部にいて、イベントをプロデュースしていたのですが、天候などにも左右されるため収支が不安定なことが悩みでした。それでメディアとエリアを超えた新たな収益ビジネスをつくろう、地方にも全国的な企業があるようにローカル局のRKBでも全国をターゲットにしたビジネスを立ち上げようと考えました。ネットを絡めたビジネスであれば全国で勝負できると思い、どうせ組むなら日本で一番強い会社と組んだほうがいい。だから今、ヤフーと協業でネットとテレビを融合させた広告企画「チラシビジョン」を展開しています。ほかにも自社で物を仕入れてテレビやラジオ、ネットを通じて全国販売したり、アジア戦略室と連携しながら海外の百貨店と組んで九州の食品を売り込んだりしています。
城一
テレビCMを打てば効果が上がるという単純な話ではなく「こんな商品を作りませんか」「他社とコラボしませんか」「独自の販売経路や海外の人脈を紹介します」と言える、つまりRKBに選択肢が多いというのはお客さんにとっても良いことです。
池田
九州・沖縄地区で1年間に投下されている約4,000億円の広告費のうちテレビは1,100億円ほどで、実はまだ新聞・交通広告、折り込みチラシ、ポスティングなどにかなりの額が使われています。福岡や北部九州だけ見ていたらこういう部署も生まれないし、既存のスポンサーだけ見ていても何も広がりません。全体を見て、テレビ以外の広告費をいかに取り込むかという試みを城一君たちは今していますよね。ありがたいことに当社の新しい取り組みは結構広く知ってもらっていて、実はヤフーも先方からのオファーでした。
木下
ツイッターもそう。それで「アユタヤ『絆』駅伝」の生配信が実現しました。
池田
それにヤフーもツイッターも現場担当じゃなくて…
木下
社長や役員クラスも打ち合わせに来られます。
池田
いろいろなネタをバトンパスしながら連携し、育てていく。それがうまくできていますよね。RKBについて学生さんに見えているのはごく一部だと思うので、当社のポテンシャルを理解し、フレッシュな発想と感性でさらに社内を活性化してほしいですね。
木下
海外で何かやりたいという人がいたらぜひ!
池田
放送局は貿易商社でもショッピング会社でも、何にでもなれる業態ですから。「これをやりたいからこんな部署をつくって」くらいの意気込みがあるといいですよね。
SESSION03
SESSION03

今後目指すもの、
取り組んでいきたいこと

岩根
今後は、当社だけではなく仕事にかかわった外部の方々も含めて全員が利益を得られるような、SDGsを踏まえたビジネスを目指していきたいですね。具体的にはまだ言えないのですが、現在進行形でいろいろと進めています。
木下
ストリーミングも含めて海外の放送局との共同制作を進め、より多くのエリアに日本の魅力を発信していきます。国内では九州以外の地域とも連携していきたいですね。
城一
僕らの世代はテレビを見ない人や家にテレビを置いていない人も多く、動画サイトやSNSが好きで、今後は5Gも普及していきます。そうしたものをうまく結びつけ、企業だけでなく個人もフィーチャーして世界に発信できる仕掛けをつくっていきたいです。
RKBにはブランド力をはじめ、コンテンツ力や企画力、制作力などたくさんの強みがそろっています。だからユーチューブやティックトック、ウェイボーといった世界の先端メディアと組むことも夢ではありません。
池田
コンテンツ開発部では今の延長線上で各種のSNSと連携するビジネスを進めていて、今後は東京メトロのデジタルサイネージに広告を出したりできるようにもなります。究極的には、RKBがハブとなって全国のメディアをつなげたいですね。今までと違って情報やモノを地方から東京または全国、海外へ発信したり、地方同士を結びつけたり、そういう橋渡しも私たちの役割だと思います。テレビとラジオを武器にもっと幅を広げてさまざまな企業や団体、人の悩みを解決していく。RKBが目指すのはそんな総合メディア企業といえます。その実現に向けてこれからも頑張っていきましょう。
一同
はい!

ANOTHER

SDGsな働き方

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