2月8日放送
PM2.5最前線~南極上空の微粒子を捕まえろ!
現在、大きな社会問題となっているPM2.5
それら大気中の微粒子は、健康被害を生み出すだけではなく、地球温暖化などにも深く関連している。そのPM2.5問題を解決するには、地球全体の大気循環を3次元で明らかにする必要があり、地球上で一番人間の活動が少ない、汚染から遠い南極への影響を知ることが、重要となるのだ。
南極での観測に挑むため、中国などから流れ込むPM2.5の影響を大きく受けている九州・福岡の、大学も専門も違う2人の研究者がタッグを組んだ。微粒子のスペシャリスト・福岡大学理学部の林政彦(54)と、無人機のスペシャリスト・九州大学航空宇宙工学部門の東野伸一郎(52)だ。
無人機を飛ばすのではなく気球に吊して上昇させるという発想で、高高度までの微粒子採取を可能にしたのである。気球と分離後に無人機がサンプルとともに自動帰還するという方法で、2年前の南極観測では、航空機による日本南極隊の高度記録8キロを超える10キロまでの微粒子の採取に成功した。
そして、今年の南極観測では、世界記録となる上空30キロまでの微粒子採取という前代未聞の観測に挑む!地球規模での微粒子循環の解明を目指す九州・福岡の研究者のチャレンジを追う。

<取材先データ>
微粒子のスペシャリスト
福岡大学理学部地球圏科学科 林 政彦 教授
〒814-0180 福岡市城南区七隈八丁目19-1
092-871-6631(代表)

無人機のスペシャリスト
九州大学工学研究院航空宇宙工学部門 東野 伸一郎 准教授
〒819-0395 福岡市西区元岡744
092-802-2130(広報)

循環器と微粒子の関係を研究
済生会福岡総合病院循環器科 山本 雄祐 副院長
〒810-0001 福岡市中央区天神1-3-46
092-771-8151(代表)

PM2.5の予測シミュレーション「SPRINTARS(スプリンターズ)」開発者
九州大学応用力学研究所地球環境力学部門 竹村 俊彦 教授
〒816-8580 福岡県春日市春日公園6丁目1番地
092-583-7701, 7702’(代表)

林政彦と東野伸一郎を出会わせた
JAXA宇宙航空研究開発機構 若田 光一 宇宙飛行士
広報部 E-mail  proffice@jaxa.jp 
TEL:03-5289-3650