3月15日放送
プノンペンの奇跡 ~北九州が“水”を変えた~
カンボジアの首都プノンペンの水道水は、蛇口をひねればそのまま飲める水が出る。世界最高水準といわれる、日本の水道水と同じレベルだ。
わずか10数年で成し遂げられた、劇的な水環境の変化は「プノンペンの奇跡」と呼ばれている。「奇跡」を起こしたのは、水道技術で100年の歴史を持つ、北九州市から派遣された職員たち。浄水場には日本の技術が惜しみなく導入された。また、盗水や漏水を監視するモニターは、かつて北九州市で使われていた機器が移設された。今では、プノンペン水道公社の職員がカンボジア国内の他の街の水道事業者に経営指導を行うまでになっている。
さらに、北九州市は官民一体となって「海外水ビジネス」も始めた。東南アジアの都市と水道事業のコンサルティング契約を締結したのをはじめ、民間企業も浄化装置を海外に設置するなど、着実に成果をあげている。
なぜ、北九州市は「海外での水道支援」に乗り出したのか?そこには、かつて北九州市が抱えていた大きな問題を克服したことが背景にあった。

<取材先データ>
北九州市上下水道局海外事業課
住所:北九州市小倉北区大手町1-1
電話:093-582-3111
HP:http://www.city.kitakyushu.lg.jp