5月3日放送
産業革命をもう一度!シルクが持つ秘密の力
熊本県合志市で造園などを手がける「峯樹木園」(みねじゅもくえん)が近年取り組んでいるのが、かつて一大産業として栄えたものの、今や衰退の一途をたどる「養蚕」だ。 化学繊維などの開発・発展や、外国の安い絹の進出などにより衰退した養蚕業。 熊本県では、1930年代にはおよそ7万戸あった養蚕農家が、今は10軒未満だ。 峯樹木園社長の峯隆吉さん(67)は、蚕を通年飼育する「周年無菌養蚕システム」を世界で 初めて導入。桑や大豆などの人工飼料を蚕に与えることで、これまで困難とされた、安定的 かつ計画的な飼育に成功している。 このシステムで産出した繭のシルクタンパク質は、人体との親和性が高く、絹糸製品だけで なく食品・化粧品等の高付加価値商品としての需要拡大が見込まれている。 さらに蚕のさなぎを培地とした、ゴールドよりも価格が高いとされる「(サナギタケ)冬虫夏草」の生産技術も確立。漢方の本場・中国だけでなく、国内にもニーズがある冬虫夏草も4月に発売を開始する。 熊本県内には峯さんの取り組みにならい「周年無菌養蚕システム」の導入を目指す動きも出てきた。峯さんは廃れかけていた産業に現代の技術を融合し、地場産業として再び光をあてようとしている。

<取材先データ>
会社・学校名など:峯樹木園
担当者:峯隆吉
住所:熊本県合志市野々島4393−54
電話:096-242-1045
HP:www.minejyumokuen.net
その他:冬虫夏草カプセルは近日発売予定。熊本市内の百貨店を予定。