8月16日放送(RBCは8月21日)
雪のプレゼント
年間平均気温が30度近い、タイ・バンコクに今年7月、東南アジア初となる雪の施設ができた。 およそ750平方メートルの広場には人工造雪機で降らせた雪が積もり、雪をほとんど 見たことがないタイの人たちは雪合戦をしたり、そりをしたりと興奮気味に楽しんでいた。
雪を降らせたのは、福岡市の企業・柴田熔接工作所。
柴田勝紀さん(49)は、1990年代後半の第2次スキーブームの時に、なかなか雪が降らなくて困るという話を聞いたことをきっかけに、造雪機の開発に着手した。 こだわったのは、雪の質感。「ただ単に氷を細かく砕いて、撒くのではダメ。質に対して どれだけ追随できるか、日々研究し続けなければならない」という柴田さんが作り出す 造雪機の秘密は、作られる氷とそれを砕く機械部分にある。
放出される雪は、環境に合わせて、粉雪のようにしたり、硬い大粒のものにしたりと変えることができる。
開発に3年。日本発祥の「いつでもどこでも雪を積もらせることができる」造雪機技術は認められ、現在、ヨーロッパやアメリカなど世界30か国に広がっている。 まるで本物?!と思わせる雪が今、世界の子供たちに笑顔を届けている。

<取材先データ>
会社名:柴田熔接工作所
担当者:柴田 勝紀(49)
住所:福岡市南区塩原3丁目13‐16
電話:092‐501‐9798
HP:http://www.swc-jp.com/