4月24日放送(RBCは4月29日)
100年コンクリート
コンクリートの寿命は、これまで50年程度とされてきた。これが倍の100年になる、そんな夢のような話が九州で実現した。しかもその材料は産業廃棄物の石炭灰だ。開発したのは、福岡市のベンチャー企業「ゼロテクノ」の岡田秀敏さん(67)。研究は12年前に始まった。全国の火力発電所から大量に 排出される石炭灰をコンクリートの材料として再利用するのが目的だった。 石炭灰を特殊技術で熱処理することで新しいコンクリートの材料の開発に成功した。セメントに混ぜると化学反応を起こし、コンクリートのすき間を埋めていく。目が詰まることで強度と耐久性が格段にアップした。しかも滑らかで 型枠の隅々にまで入り込んで行く。作業性が上がるうえ、仕上がりも美しい。まさに次世代のコンクリートだ。公共工事などで試験的に使われるようになり、民間工事にも少しずつ広がりを見せている。 課題はコストだ。新しい材料を使うためどうしても1割ほど割高になる。 コスト削減には大量生産が必要だ。この春、沖縄に全国で4か所目となる製造工場が完成した。塩分を遮断する効果もある「100年コンクリート」。 塩害に悩む沖縄の住宅事情の改善にも期待が高まっている。

<取材先データ>
会社名:ベンチャー企業  ゼロテクノ
担当者:岡田秀敏さん(おかだ・ひでとし)
住所:福岡市中央区舞鶴1丁目4-7-210
電話番号:092-771-6699
HP:http://www.zerotechno.co.jp/