3月11日放送(RBCは3月16日放送)
ロケットに命を吹き込め!
宇宙に衛星を運ぶロケット。日本では、世界最高水準の打ち上げ成功率を誇る「H2A」が運用されている。しかし、1回の打ち上げ費用は約100億円と、世界水準より3割程高い。海外から衛星打ち上げを受注する“打ち上げビジネス”で勝ち抜くための切り札として、費用が約50億円の新型ロケット「H3」の開発が進められている。2020年度に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられる計画だ。
初めての打ち上げが迫る中、今H3の命となるメインエンジン「LE-9」の開発が佳境に入っている。種子島出身で、三菱重工業の坂中志朗さんはエンジン組み立ての技術者として開発に携わる。H2Aのメインエンジン製造も担当する坂中さんは「LE-9に技術を受け継ぎたい」と話す。しかし、日本のロケットエンジンの新型開発は約20年ぶり。設計図があっても、組み立て方を示す図面はなく、坂中さんの試行錯誤の日々は続いた。そして、ようやく組み上がったLE-9。完成に向けた大きな関門である燃焼試験が種子島宇宙センターで行われている。果たして試験は成功するのか。
ロケットに命を吹き込む日本の一大プロジェクトの最前線に迫る。


■取材先
開発団体:宇宙航空研究開発機構(JAXA)、三菱重工業
HP:JAXA http://www.jaxa.jp/
  三菱重工業 http://www.mhi.co.jp/
その他:燃焼試験は一般公開されていないが、JAXAのHPで
     LE-9の進捗状況を随時更新。
     http://www.rocket.jaxa.jp/engine/le9/