3月18日放送(RBCは3月23日放送)
小さくて壮大な“紙の世界”
精巧なレプリカやミニチュアを生み出す「和巧」(大分市)。産業模型制作の分野では全国トップレベルの企業だ。中でも注目を集めているのが、紙製ミニチュアキット「紙創り」。繊細、緻密でリアリティーあふれる仕上がりには、著名なジオラマ作家や大手模型メーカーも太鼓判を押す
堀博章社長は40年を超えるものづくりのプロ。紙創りを生み出したきっかけは、子供の頃から熱中していたプラモデルだった。ジオラマの中にあしらうひまわりを作るため、産業模型で培ったノウハウを活かして、紙をレーザーでカットする独自の技術を開発。そのジオラマ写真を模型雑誌に投稿したところ、編集者の目に留まり、本格的な商品化へとつながった。
その堀さんのもとに「模型王国」とも称される静岡県の模型組合から、「ジオラマの部品を厚紙で作って欲しい」との依頼が届く。堀さんは数千点の試作を繰り返し、1年後、厚手の素材をレーザーでカットしても焦げ色がつかない商品の開発に成功。その出来栄えに、団体トップの株式会社タミヤ・田宮俊作社長も驚いた。
現在、女性や子供向けの新たな企画も進行中だ。作って楽しい、見て癒される、小さい、けれども壮大な夢の広がる“紙の世界”の魅力を伝える。


■取材先
会社名:有限会社 和巧(わこう)
担当者:代表取締役・堀博章(ほりひろあき)さん
住所::大分県大分市大州浜2-2-30
電話:097-556-7675
HP:http://www.kamizukuri.jp/
その他:紹介した商品「紙創り」は、自社HPのネットショップで購入可能。和巧の工房内でも販売している。海外へは、株式会社M.S.Models(茨城県ひたちなか市)を通じてネット販売している。