4月8日放送(RBCは4月13日放送) 命ふきこむ和紙づくり
世界中の修復が必要な歴史的価値のある美術品や文書(もんじょ)が待ち望む和紙がある。福岡県八女市の手漉き和紙職人溝田俊和さん(52)が手がける手漉き和紙だ。
八女に手漉き和紙製造技術が伝わったのはおよそ1300年前と言われている。矢部川が育む美しい水と豊かな自然に恵まれ八女の主要産業として栄えた。 最盛期には1800軒ほどあった手漉き和紙製造所が今ではわずか6軒を残すという状況。溝田さんは、八女手漉き和紙を絶やすまいと10年ほど前から国内外にその素晴らしさを伝え歩いている。
今では、ヨーロッパをはじめ世界中の美術館や博物館、県内では九州国立博物館の所蔵品「宗家文書」の修復や福岡県立図書館の本の修復に使われるようになった。
「手漉き和紙じゃないとダメな部分に販路を」と溝田さんは言う。もともと和紙は世界中の修復師がその材料として求める素材。
溝田さんはそこに目をつけ一流の美術品を修復する和紙にこだわり開発を続け修復に最適な八女手漉き和紙の特性を生かした修復用の和紙を完成させた。
溝田さんの和紙づくりへのこだわりに迫った。


■取材先
会社名:八女手漉き和紙 溝田和紙
担当者:代表 溝田俊和さん
住所:福岡県八女市柳瀬708−2
電話:0943—22—6087