2月17日放送(RBCは2月22日放送)
南の島に雪が降る〜雪塩が育むふるさと愛〜

たかが塩、しかし人間は塩がなければ生きていけない。そんな塩の中でちょっと変わった塩が沖縄にある。宮古島の澄んだ美しい海水が生み出す「雪塩」だ。 「雪塩」はその名の通り、粉雪のように細かなパウダーの塩。しかしこの雪塩誕生にはほとんど語られることがない誕生秘話があった。1人の男性の故郷への愛と挫折がこの塩を作り出した。そしてその故郷への愛は多くの人を魅了する。南の島に降る雪のような塩、「雪塩」の物語。

 




2月10日放送(RBCは2月15日放送)
技に歴史あり 薩摩錫器
鹿児島県指定の伝統工芸品「薩摩錫器」は300年以上の歴史を持つ。茶壷や花瓶、杯などがあり、縁起物としても知られている。錫はかつて、鹿児島でとれていた。国内有数の錫鉱山は薩摩藩が経営していたこともある。1988年に閉山するまで、錫は主に大砲や建築の材料として幕末の集成館事業に生かされた。
薩摩藩士・大久保利通は錫の茶壷を愛用していた。没後100年して発見された茶壷のなかからは、新鮮な茶葉が出てきたという逸話もある。錫でつくられた器は、気密性が高いのも特長のひとつだ。薩摩錫器は金属の錫を溶かし鋳型に流し込む作業や、数十分の1ミリの精度で削る作業などがあり、どれも熟練の技が必要。鹿児島県霧島市の岩切美巧堂は、薩摩錫器の数少ない工房のうちの1軒で創業100年の老舗。10人ほどの職人たちが伝統の技を守りながら、現代的な感覚で商品に新たな風を吹き込んでいる。ベテランのなかに若手も加わり、錫の皿や箸置きなど、生活により密着した商品開発も進める。また、日本茶ブームを追い風に、錫の茶筒で世界への新たな挑戦も視野に入れる。伝統技で勝負する職人たちを追った。
DATA


■取材先
会社名:岩切美巧堂
担当者:岩切洋一(ひろかず)さん
住所:鹿児島県霧島市国分中央4丁目18-2
電話:0995-45-0177
HP:http://www.satsumasuzuki.co.jp/
その他:定休日12月31日~1月3日
約500点の作品を展示・販売
薩摩錫器工芸館を併設
製作体験コーナー有り(要事前予約)