6月22日放送 宮崎スギの贈り物 SUGIFT(スギフト)
初めて「世界一の九州が始まる!」の担当させていただいた。
今回の取材で難しいと感じたところは、3D加工の撮影の仕方だった。CNC(コンピューターナンバーコントロール)ルーターと呼ばれる特注の機械がダイナミックに動く。
「迫力ある映像を!」と思い、豆カム(小さいカメラ)をつけてみたものの、前後左右、回転など複雑に動くため、思うように撮影できなかった。
また、3D加工された木材の曲線美をどう表現するかで、照明の当て方、木材の角度などもこだわって撮影した。

取材を通して感じたのは、池田社長をはじめ、職人たちの人のやさしさだった。
私の勝手な先入観だが、口下手な職人が多いんだろうなと思っていた。確かに最初は、全力でインタビューを断られたが、いざ、撮影し始めると、結構しゃべる。後継者がいないこと。自分の仕事にプライドを持っていること。社長は普段、ギャグしか言わないことなど、普段、黙々と木と向き合って仕事をしている職人の温かさを感じた。

日南家具工芸社が3D加工技術で作ったレジカウンターや装飾された壁も、東京ディズニーシーなどのテーマパークに納品されていることを知った我々は、取材を試みた。
しかし、施工に関して守秘義務があるらしく、「どこで作られたものかは言えない」との返答。取材を断念せざるを得なかった。 …やはり、「夢の国」だと思った。

番組の取材開始と時を同じくして、宮崎県内では、バスジャックや不発弾の発見など事件が相次ぎ、デイリーニュースと並行し、その合間を狙っての取材で、なかなか思うような取材ができなかったこともあったが、幾度となく、こちらのわがままを受け入れてくださった池田社長をはじめ、日南家具工芸社の職人の方々に感謝申し上げたい。
あと、CNCルーターのギリギリのカメラポジションで、飛び散る削りくずにまみれながら撮影してもらったカメラマンも感謝したい。

今回、池田社長の「とりあえずやってみるか」精神を学ぶことができた。今後、日頃の取材を通して、また番組制作に挑戦してみたいと思う。
MRT 宮崎放送 報道部 二木 真吾