9月14日放送
国産杉がコンクリートを超える!?
もしかしたら日本の林業を変えるかもしれない「SAMURAI工法」!これからの可能性は無限大!九州・鹿児島で開発された技術というのが誇らしいですよね。

本編では紹介しきれませんでしたが、木材に鉄筋を入れる方法は、国内外問わず色々研究されています。
今回、塩屋教授らが開発したSAMURAI工法は、量産化しやすく、柱、ハリにも使える工法として期待されています。特にSAMURAI工法は、柱とハリを接合する部分にポイントがあります。今回、接合部分は放送NGということで、詳しく放送することはできませんでした。ほんのちょっとした工夫で接合しやすいように加工しているんですけど…これ以上は言えません。

あと接着剤にも工夫がされていて、鉄筋が錆びないように全体を覆っていたりと、工夫している箇所ばかりです。見た目はシンプルですが、どこもかしこも思いが詰まっているんです。

思いと言えば…
実は、塩屋教授がSAMURAI工法の研究をはじめるきっかけになった一人の生徒がいます。
建築学科に在籍していたMくんです。
Mくんが在籍していた2005年、鹿児島大学では、木造建築できる環境がありませんでした。塩屋教授の研究室なら、木造の研究ができるかもしれない。Mくんは、そんなかすかな希望をもって塩屋研究室に入りました。最初は、木造建築に興味のなかった塩屋先生。その後、木造建築の研究をしたいというMくんの思いに塩屋先生は根負けして、国産杉について調べ始めます。いざ研究を始めると、国産杉のことがドンドン分かってきました。特に塩屋教授が驚いたのが、国産杉の強度です。思っていた以上に強度が低かったのです。

「もっと国産杉の強度を増すことができれば、すごい材料になる。」

そんなきっかけで、SAMURAI工法の研究が始まりました。もしMくんがいなければ、SAMURAI工法は生まれなかったのかもしれない。Mくんの木造建築へ思いが、今回の実用化実験に繋がりました。

思いがあれば、なんでもできる!私も明日から、もっともっと思いを持って取材に励もう!!そう感じさせてくれました。
MBC 南日本放送 報道局 テレビ制作部 栁沼 雅貴