担当ディレクターの取材後記
11月10日放送
黒い常識を覆す『透明醤油』
朝食の卵焼き、昼食の焼き魚、夕食の冷奴や煮物、おでんにも・・・恐らく口にしない日はない醤油の色を黒以外に考えたこともなかった。
開発した主人公の早田文子さん(34)は入社後まもなく、「自社の技術を使えば醤油も透明にすることができるのでないか」とぼんやり思い立ったそうだ。
それまで誰も考えたことがなかったことを、若い柔軟な発想力があったから思いついたのかもしれない。
実際に透明な醤油を使ってみると、「黒」が当たり前で何十年も生きてきたので、ちょっと違和感があった。しかし家では食卓が盛り上がり、県外にお土産に持って行けば珍しいと喜ばれて、コミュニケーションツールにもなった。
今、即位の礼を記念した金箔を入りの透明醤油がある。刺身につけると少しキラキラして幸せな気分で食べることができた。
近い将来、醤油が黒でなくても「普通」になるかもしれない。そんな日が楽しみだ。
担当:RKK熊本放送 内藤 郁美