この季節にこの料理 レタスを使った加熱料理 「レタスのスープ餃子」
冬の到来、あったか料理。中国や東南アジアではレタスを加熱して食べることが多いが、今回はそんな各国に倣い、コウさん流「レタスのスープ餃子」をご提案。
メインは珍しいレタス入り餃子。さらにゴマ油で炒めたレタスをスープに浮かべ、あのレタスが冬場の主役に躍り出る!寒い季節に身も心もほっこり、こんなレタス料理があったのか。
餃子の餡には、豚ひき肉に、たっぷりの刻みレタスと干し椎茸、それに三つ葉もアクセント。レタスは少し長めに切って食感を生かすのがポイントだ。皮はひだを作らず畳むだけ、のど越しよく仕上げよう。合わせるスープは和のテイスト。煮干しと昆布と椎茸の戻し汁、上品に味付けして美しく!ひと煮立ちさせて、さあここから、ちぎったレタスを熱々のごま油でジャーッと炒め、オイスターソースを少々。あっつ熱のレタススープ餃子を器の中央に盛り、その周りにゴマ油で炒めたもう一つのレタスをぐるりと添える!仕上げは湯気立つスープを注ぎ、白髪ねぎと赤唐辛子を乗せて、完成!まず食感のよさ、そして香りのよさ、身体に染み入るスープの品の良いやわらかさ。レタスと豚肉が、レタスとスープが、レタスとゴマ油がこんなに合うなんて!そしてレタス餃子がこんなにおいしいなんて!しかも簡単、これはぜひ1度お試しを。
「とっておき」では、1年中新鮮なレタスが食べられる、最先端のグリーンハウスに潜入。腎臓を患う方にも朗報!?栽培環境を完全コントロールし、天然ではできなかった“低カリウムレタス”が可能に。通常のレタスに比べカリウムの含有量が87%もカット!?
レシピ
1. 煮干しは腹わたを取り、昆布水と干ししいたけのもどし汁1/2カップとともに鍋に入れて火にかける。ひた煮立ちしたら昆布を取り出し、アクをひきながら弱火で5分ほど煮る。
2. ボールにひき肉、調味料を加えて粘りが出るまで手で練り混ぜる。葉の部分は長く・茎は細く刻んだレタス、みじん切りの干ししいたけ、ざく切りの三つ葉を加えてさっと混ぜる。できたアンは、ラップをかけて冷蔵庫でしばらくなじませる。
3. 餃子の皮1枚に2のアンをのせ、皮のまわりに水を薄く塗って半分に閉じる(ヒダは作らない)。
4. 1のスープを漉し、調味料を加えて味を確認。塩でお好みの味に調える。3の餃子を入れて皮を破らないように3〜4分ほど煮る。
5. フライパンにゴマ油を熱し、レタスをちぎって入れサッと炒める。味付けは、少量のオイスターソース。
6. 4の餃子を入れた器にスープを張り、5の炒めたレタスを添える。仕上げに白髪葱と糸唐辛子をのせ、粗びき黒胡椒を散らす。