この季節にこの料理 「タケノコご飯と鯛のわかめスープ」
今回は、旬のタケノコをふんだんに使った春らしい2品!“一体感”をテーマに置いたコウさん流のレシピを紹介する。1つめの「タケノコご飯」は、いわゆる薄味のやさしい味というより、旨味のある味!タケノコをごま油で炒め、醤油やみりんで下味を入れてから炊き上げるのがポイントだ。炒めた煮汁もろともお米に混ぜ入れ、その上にみじん切りにした油揚げ、さらにその上に味付けしたタケノコ。味付けしたタケノコの旨みが上からぎゅっと満遍なく染み渡り、炊き上がりにはご飯と共に一体感のある仕上がりに!使う食材はシンプルに2つだけだが、この油揚げをみじん切りにするというのがちょっとしたコツ。さらに、煮汁によるおこげ効果がまたたまらない!食欲そそる色艶に、タケノコの食感!旬のタケノコは味付けしても、それに負けない風味と香りがある。1粒1粒に旨みがあるもちもちご飯との一体化がお見事な逸品!反対に、合わせるスープは具沢山のおかずスープ。タケノコに、鯛、わかめ。ニンニクのパンチと唐辛子が隠し味だ。わかめを炒めてお酒でキュッとしめ、煮干のだしとたっぷりのタケノコ、最後に鯛の切り身で味をグッと持ち上げる。仕上げは長ネギの小口切りをこんもりと!とにかく出汁が効いてスープがうまい。こちらはタケノコの甘みがすごく良く出て、食べ応えも十分な逸品。バランスのいい2品、合わせてたべるとより美味!ぜひご家庭でもお試し下さい!
1)タケノコの穂先は縦半分に切って食べやすいサイズに薄切りに、根元は2〜3㎜幅のイチョウ切りにする。油揚げは粗みじん切りにする。
2)フライパンにごま油を熱し、タケノコをさっと炒める。しょうゆ、みりん、酒を加えて炒め合わせる。
具と炒め汁に分けて粗熱をとる。
3)炊飯鍋に2の炒め汁を入れて米を加えて全体にからめ、だし汁を加える。2合の目盛より少し少なめに水を加えて調節し、油揚げ、たけのこの順に入れる。炊飯機能で美味しく炊く。
4)炊き上がったら器に盛って木の芽をたっぷり散らす。
1)乾燥ワカメは戻して水気を切っておく。タケノコの根元はイチョウ切り、穂先は大振りに切る。
鯛は4等分に切って塩、酒(分量外)を軽くふってしばらくおく。
2)鍋にごま油を熱し、ニンニク、ワカメをさっと炒め酒を加え煮詰める。
煮干し出汁を入れてひと煮し、アクをひく。赤生唐辛子を加える。
3)水気をしっかり拭いた鯛、しょうゆ、塩を加えて3分ほど煮る。
4)塩で味をととのえて、長ネギの小口切りを加えてさっと煮る。
器に盛って万能ネギ、いりごまを散らす。