笑顔でつむぐ「絆」~道下美里 たどり着いた金メダル~

笑顔でつむぐ「絆」~道下美里 たどり着いた金メダル~

2021年12月26日日曜 09:54

番組概要

東京パラリンピック・女子マラソンで金メダルを獲得した道下美里選手。コロナ禍を含めていくつもの困難を乗り越えられたのは、家族、仲間の支えがあったからだと話す。番組では、道下選手の足跡をたどるとともに、精神的な強さや心のよりどころに迫る。

道下選手は、小学生の時に病が発症し、次第に視力が下がっていった。13歳の時には右目の視力を失い、25歳で左目も視力は0.01以下になり、失意と将来への不安で引きこもってしまう。母・千代子さんには「お母さんのせいで目が見えなくなったのよ」と強くあたることもあった。道下選手が「どん底だった」と語るこの時期、母の勧めで地元の盲学校に通い始めることになる。

中学時代には陸上部に入っていた道下選手は、盲学校で出会った安田先生のもとで再び走り始めることになり、次第に陸上に打ち込んでいく。道下選手は、いつしかパラリンピック出場を夢見るようになった。めきめきと頭角を現していった道下選手は、国際舞台でも実績を残していき、初めて女子マラソンが正式種目になったリオパラリンピックでは、銀メダルを獲得した。しかし、メダルをとれた安堵感の後には、金メダルが獲れなかったことへの悔しさがこみ上げてきた。

そして、迎えた東京パラリンピックの本番。道下選手は5年越しの悲願を目指し、スタートラインに立った。

番組では、パラリンピック後の道下選手の変化を家族との関わりを含めて描いていく。

出演者

道下美里、高橋尚子、家族、伴走者

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