いよいよ明日18日は北九州マラソン当日だ。私はフィニッシュ地点近くの放送ブースから、ランナーの皆さんを応援しながら生放送を進行することになっている。昨年もそうだったが、マラソン中継にハプニングはつきものだ。
番組では事前に取材をお願いしている注目ランナーがいる。各ポイントを走り過ぎると通過情報が入るのだが、ポイント間では何が起こっているのかわからない。急に見失うと、現場はパニック。何とか探そうとするものの、色とりどりのランナーの中で見つけるのは至難の業で、中継機会がなくなることもしばしばある。
各中継ポイントでも大変である。当然ランナーの皆さんは先を急いでいるので、インタビューをしようと思ってもなかなか足を止めてくれる人はいない。ご協力いただけるランナーが現れると、ありがたいのを通り越して拝みたくなる。
ただそこからもう一つ。一生懸命走っているので、呼吸が乱れていてどんなコメントか聞き取れないことがあるのだ。もう一度聞き返したくなるのだが、申し訳ないのでそこは本当に迷うところである。
今年もおそらくアクシデントはあると思う。そこも楽しみながら、ランナーと視聴者の架け橋になれるような番組を作っていきたい。
2月17日(土)毎日新聞掲載
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