1958年に「九州初の民放局」としてテレビ放送を始めたRKBに眠る65年=2万3000日分の映像記録を一挙公開。今ではびっくりの「当時の当たり前」や「福岡を変えた瞬間」をカンニング竹山、髙木悠未(LinQ)、田畑竜介アナウンサーのコメントとともに紹介します。
そのとき、警察は…!
覚醒剤一斉手入れの瞬間!
1979年、覚醒剤犯罪の一斉手入れに同行取材をした当時の模様。犯人の自宅をくまなく捜査する通称・ガサ入れでは、薬物を量る天秤計が押収されました。
パンツ1枚男が屋根で大暴れ
1977年、とあるお寺ではパンツ1枚の男が屋根にのぼっている映像が。なんと覚醒剤の影響で幻覚を見ているようで、瓦を投げつけてくるなど現場は一時騒然となりました。
白昼のカーチェイス!
2022年、複数のパトカーとカーチェイスを繰り広げていた怪しい車。およそ2時間もの間6kmに渡って逃走するも、最後は住宅地に追い詰められ逮捕されました。その後の調べで、覚醒剤を使用後に盗難車を無免許で運転していたことが判明。逃走中にパトカー3台と一般車両6台に衝突しましたが、怪我人はいませんでした。
違法賭博の会場に一斉突入
1970年2月、多数の暴力団員が賭博をしていると情報を掴み、60人の機動隊員を含む警察官230人が一斉突入! 室内では麻雀賭博の真っ最中で、現金284万円のほか、サイコロや花札など300点あまりが押収されました。逮捕者は25人、全員が暴力団関係者でした。
軍鶏を使った闘鶏賭博が横行
70年代の取り締まりスクープ映像に多いのが、軍鶏を使った闘鶏賭博です。福岡市東区の現場に100人の警察官が突入した際には暴力団組員ら40人が全員逮捕され、軍鶏40羽が押収されました。
1979年、糟屋郡のとある倉庫で闘鶏賭博が行われているとの情報が入り、未明に警察官が一斉突入したときの映像も。わずか12畳の土間で83人が熱中していました。
金の延べ板を密輸出!
1976年、関門橋に停泊中の韓国漁船の映像。日本から韓国に金の延べ板9.3キロを密輸出した疑いで、乗組員3人が逮捕されたときのものです。押収された延べ板は当時の金額で1000万円相当ありました。
高さ105mの煙突解体でアクシデント
1980年、北九州市では高さ105mの煙突取り壊し作業が行われていました。一方向を削ってワイヤーロープで引き倒す計画のため、煙突から半径150mは立ち居入り禁止にし、倒れた方向にはクッションとなる盛り土を設置するなど厳重体制。
しかし、倒れた衝撃が予想以上に大きく、200m以上離れたところで作業を見守った人たちから負傷者が出るなど、アクシデント発生。その様子は「死者が出なかったことが不思議」と言われるほどでした。
福岡都心にイノシシ出没、その時!?
1998年、2020年、2023年の映像を見てみると、福岡各地でイノシシが出没している様子が。なんと、6時間かけてイノシシと格闘するケースもあったようです。
昭和30年代、驚きの最新防火服
1960年の消火訓練では、化学消化器が登場。さらに防火服を身に着けた消防署所長らが炎の中をゆうゆうと歩く様子が残っていました。
鉄パイプ爆弾の実験現場
1971年、福岡市和白の警察射撃訓練所では鉄パイプ爆弾の爆発実験が行われました。四方2mにジュラルミン盾を並べて爆発後、ジュラルミンには数カ所の穴が。参加した機動隊員たちはその威力に眉をひそめていました。
下関駅で時限爆弾を処理
その爆発実験から2週間後、下関駅に到着した列車から、なんと時限爆弾が発見されました。警察は仕掛けられた爆弾の爆発5分前に解体に成功。映像では、貴重な爆弾処理の模様を収めていました。
肥満よさらば!警察官たちの肥満対策
命がけの日々を送る警察官たち。1980年の映像には、南警察署の職員半数が肥満傾向にあるということで、運動療法や体力測定に励む様子が残っていました。
変わりゆく福岡の街
渡辺通「サンセルコ」がド派手にオープン
今から45年前の1979年、渡辺通り沿いにファッションビル「サンセルコ」がオープンしました。開業初日には多くの人が来店。オープニングセレモニーはオリンピックの聖火リレーさながらのド派手演出が行われました。
激動の昭和!巨大化する福岡
福岡市の人口が100万人を突破した1975年。翌年には108の店舗が入居する「天神地下街」がオープンし、初日には約10万人が訪れました。さらに同年、大型商業ビル「天神コア」もオープンしています。
1971年の映像には複数の商業ビルが開業する前の映像も残されていました。今の天神と見比べるとすごい変化です。
RKB65年分の蔵出し映像で振り返る福岡の歴史。驚きの激レア映像はまだまだ続きます!
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