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飲んだ後の「もんじゃ焼き」は悪魔的なうまさやね

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中洲のゲイツの裏あたりに、昔ながらの長屋のように古い家屋が連なっている場所が残っている。その一画にもんじゃ焼き・お好み焼きの店「まんぼう離れ」はある。
コロナ禍前は朝6時まで営業していたので、飲んだ後のシメに時々お世話になっていた。最近では午前2時には閉めるらしいので、ずいぶん早くなってしまったものだ。

外観

「久しぶりやね。店はもう朝までやらんと?」
「コロナ禍で店を早く閉めるのに慣れてしまって、もう朝までしきらんですよ。」
と店主の前田友和さん。
最近は朝まで飲む人も徐々に増えてきたので、早い時間から始めて早く終わる店と遅い時間から始めて朝まで営業する店の二極分化しているようだ。
そうそう、こちらの姉妹店の「まんぼう」は午前0時から朝9時まで営業しているので、朝まで飲みたい人や朝から飲みたい人にはオススメだ。

店主

前田さんとは歌手の斉藤和義さんのコンサートに一緒に行ったのがきっかけで知り合ったのだが、すでに8年以上も前のことらしい。時の経つのは本当に早い。
彼は藤崎出身で、学校卒業後は引っ越し業者などいろいろな職業についていたようだ。24歳くらいから飲食業界に入り、人のご縁があって2002年に「まんぼう」が清川から中洲に移転する時に、店長として立ち上げから携わったらしい。それまで「もんじゃ焼き」は食べたことがなかったそうで、当時のオーナーからいろいろ教えてもらったようだ。その後、2006年に店を引き継いでオーナーになった。
2008年には春吉に「メリケン」という大衆鉄板酒場をオープンして、12年間営業していたが、2020年に閉店。

内観1 内観2

ここ「まんぼう離れ」は2017年にオープンして、5月でまる7年になるようだ。もともと同級生がやっていた焼肉店の物件を居抜きで始めたので、構造的な問題から「もんじゃ焼き」は2階でしか提供できないとのこと。そういうことなので、1人で前田さんと話をしながら軽く食べたい時は1階で、仲間たちと来た時は2階というように使い分けをしていた。

もんじゃ焼き

「もんじゃ焼き」の「まんぼうスペシャルもんじゃ」(小サイズ1,890円)は、豚、イカ、えび、ベビースター、明太子、チーズが入ったもので、このサイズで2人前らしい。これをスタッフの麻衣子さんが調理してくれるのだが、ヘラで食材を刻む技術が凄いので、じっと見入ってしまう。出来上がった「もんじゃ焼き」を小さなヘラで、チビチビと食べながら、酒を飲むのがたまらない。

お好み焼き1 お好み焼き2

もう1つの看板メニューの「お好み焼き」は関西風で、チーズが入ったものが人気らしい。「豚しそチーズ玉」(1,340円)はフワフワで、シソとチーズが効いていて食べ応え十分だ。

海鮮焼きそば

そして、個人的に好きなのはイカ、えび、タコ、ホタテが入った「海鮮焼きそば」(1,760円)だ。オイル感を抑えているので、食べやすくてシメには最適。紅生姜が付いてくるので、途中で味変するとさっぱりといただける。

げそバター

ここには、おつまみ的な一品料理もあって、バター系も人気のようだ。「げそバター」(880円)は、熱々の鉄板で提供されるのでテンションがあがる。途中でマヨネーズと一味唐辛子で味変するのがオススメだ。

外観とスタッフ 写真左はヘラ捌きが凄い、スタッフの麻衣子さん。

2階にあがる階段が急なので、入店時にあまりにも酔っ払っていたら入店を断ることもあるらしい。だから泥酔時には行かんようにせんといかんよ。実際に何人か階段から落ちたことがあるようだ。今回、前田さんオススメの「焼酎の緑茶割り」(550円)を飲みながらいろいろ話を聞いたが、そのうち城南区あたりで、昼に営業して夜早く終わる、「もんじゃ焼き・お好み焼き」の店をやりたいらしい。でも、そうは言っても中洲からなかなか離れられんよね。

メニュー1 メニュー2 メニュー画像は税抜き価格です。

店舗名:まんぼう 離れ
ジャンル:お好み焼き・もんじゃ焼き
住所:福岡市博多区中洲3-7-33
電話番号:092-261-2511
営業時間:18:00~OS翌1:00
定休日:日曜・祝日
席数:カウンター6席、座敷10席
個室:なし
メニュー:お好み焼き(豚玉1100円、まんぼうスペシャル2090円)、もんじゃ焼き(豚もんじゃ1080円、海鮮もんじゃ1780円)、冷奴490円、コーンバター660円、豚キムチ770円、ハイボール630円~、焼酎550円
URL:https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400102/40050932/

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