「第33回ありがとう世界一短い感謝状」
最終審査は、毎日新聞西部本社元代表・岩松城さん、エッセイスト・林田スマさん、芥川賞作家・高樹のぶ子さんにお願いし、「個人賞」「学級賞」「学校賞」が決まりました。

審査員

個人賞 10作品

学級賞 1クラス

大牟田市立田隈中学校

学校賞 中学校2校

福岡雙葉小学校/古賀市立古賀中学校

個人賞 10作品

福岡海星女子学院付属小学校3年
高野 結さん

太宰府市立国分小学校1年
なかの いつきさん

福岡市立那珂中学校1年
大澤 壮太さん

佐賀市立成章中学校1年
田中 理仁さん

佐賀市立西与賀小学校6年
廣橋 奏さん

明治学園中学校2年
梶原 さくらさん

福岡市立城浜小学校3年
浜地 蓮都さん

古賀市立古賀中学校1年
谷口 晴樹さん

古賀市立古賀中学校3年
村石 大聖さん

福岡雙葉小学校5年
中川 愛理さん

審査員のことば

岩松 城 (毎日新聞西部本社元代表)

岩松 城さん (毎日新聞西部本社元代表)

この世界一短い感謝状、回数を重ねるたびにひとつひとつの作品に深みが出てきています。そして「ありがとう」の対象も周りの家族や祭りなどの出来事、本や平和へと広がっています。
読むと描かれている場面が目に浮かびます。それぞれの思いが原稿用紙ににじみ出ていて選考には苦労します。ほんとに甲乙つけがたい。一日たって読み返すとまた別の作品に心を奪われるのです。
今回もいい作品が出そろいました。そんな作品を届けてくれたみんなに「ありがとう」と言わせて下さい。

林田 スマ (エッセイスト)

林田 スマさん (エッセイスト)

みなさんの「ありがとう」を何回も繰り返し読みました。素晴らしい作品ばかりでした。ありがとうございます!
順位をつけることができなくて、ずっと机の上に置いて眺めていたのです。 すべての作品にドラマがあり、文章の中から言葉が起き上がってくるようでした。 すべての作品におもいがあふれていて、読みながら胸がいっぱいになりました。
みなさんのありがとうの向こう側に見える人物や光景は、日々の暮らしの輝く宝物です。 これからも、たくさんの「ありがとう」を発見してくださいね。

高樹のぶ子さん (作家、九州大学特任教授)

高樹のぶ子さん (作家、九州大学特任教授)

一番に押したのは、場面が映像的に目に見えたからです。2番は正直にありのままが書かれていて、思わず微笑んでしまいました。
小学低学年はまだ、大人の先入観にとらわれがちですが、高学年になると広い視野の中で自分の実感が現れてきます。
「ありがとう」も、率直なだけでなく、重層的になってきますね。