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“福岡モデル”が全国へ!「LINE Fukuoka」LINE活用術も大公開!

日本で企画され、日本人の手によって開発された無料通信アプリ「LINE」。今や子どもからシニアまで各世代に幅広く使われ、9400万人が愛用している“スーパーアプリ”だ。そんなLINEだが、実は東京に次ぐ第二の拠点は、大阪でもなく名古屋でもなく、ここ福岡にあることをご存じだろうか?
自治体と企業、そして市民をLINEで繋ぐ、福岡だけの便利機能も続々と登場している。福岡人なら絶対に知っておきたいLINEのあれこれや、新生活を10倍便利にするLINE活用術を大公開しよう。

LINE Fukuoka ㊙会社訪問!

東京に続き、LINEの国内第二の拠点として2013年に誕生した「LINE Fukuoka株式会社」。博多駅直結のJRJP博多ビルに本社を構え、創立当初は200人に満たなかった社員数は、2023年現在、1500人以上に成長している。
そんなLINE Fukuokaに潜入した!

オフィスは広々とストレスフリーな環境が整えられ、200席を超える憩いの場“巨大カフェ”が特徴的だ。
社員の平均年齢は33歳、キャリア採用は驚異の99パーセント。40代以上のキャリア採用も多いのだとか。さらに社員全体の8パーセントが外国籍。その数は21か国にも及ぶという、まさに多様性に富んだ会社だ。
 

そんな中、カフェの一角で堂々と横になり寝ている人を発見!聞けばなんと“ゴロ寝”ができるスペースだという。効率的に業務を行うには仮眠も重要とのことから、最高のパフォーマンスを引き出すために必要不可欠な“癒やしの空間”なのだ。
さらに奥深く潜入を試みると、社員であれば何回利用しても無料というマッサージルームも。常駐するマッサージ師もLINE Fukuokaの社員だ。
 

知ってそうで知らない“既読”のお話

2023年で創業10周年を迎えるLINE Fukuoka。転職して働きたいと思わせるこの会社を束ねるのが、代表取締役社長CEO・鈴木優輔さんだ。そんな社長に、福岡県民からのお願いとしてある要望をぶつけてみた。それは、“あったらいいなぁと思うLINEの新機能”として、“既読を付けずに未読のまま全文読みたい!”というもの。
「わかる~」と社長。続けてこう教えてくれた。

そもそもLINEは、東日本大震災をきっかけに生まれた。非常時に連絡が取りづらくなるという状況を改善するため、“気軽に連絡が取れる別の手段を”と開発されたのだ。そうしたLINEの既読機能には、読んだ人が元気であることを知らせる“緊急時の生存確認”の役割もある。
そのため重要な機能としてなかなかなくすことはできないが、「ご理解いただいて楽しく使ってほしい」と笑顔で話してくれた。
 

LINEで“まちの課題”を解決!

LINEは今、第二の拠点・福岡で、“企業・自治体・人を結ぶツール”としてさらなる進化を遂げている。給食の献立情報の配信からバスの利用まで、ユーザーの毎日に寄り添う機能が続々と登場しているのだ。
たとえば福岡市立こども病院では、LINEから診察の予約ができるようにしたところ、予約全体の70パーセントがLINE経由に。もともと60パーセントだった電話予約の割合は25パーセント程度まで減り、電話が繋がりにくい状況を解決した。この取り組みは、こども病院・LINE Fukuoka・福岡市が連携して進めており、LINEを使ってまちの課題を解決している一例だ。


他には、ごみの収集日を事前に知らせてくれる機能や、全国初の取り組みとして、LINEで“粗大ごみの受付”をしてくれる機能も!もちろん24時間いつでも申請可能、しかも決済はそのままLINEの画面上で済ませられるのだ。

2018年に、LINE Fukuokaと福岡市は包括連携協定を締結。以来、福岡市LINE公式アカウント(“友だち”数は184万人で自治体ナンバーワン!)を使った、こうした様々なサービスが生まれているのだ。まず福岡市でモデルケースを作り、うまくいったものは他の自治体での展開も行っている。

LINEから“福岡モデル”が全国へ、そして世界へと広がっていく!

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この記事を書いたひと

軽部明香里

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アナウンサー、ナレーター、タレント、記者、そしてライター。東北で生まれ育ち、東京経由で九州へ。大好きな福岡と東京を拠点に活動中。またの名は、訛りすぎるアナウンサー・酒田倉子。時々出身地の山形弁を話す。<br>所属:<a href="https://litomon.jp" target="_blank" style="text-decoration: underline;">リトルモンスターエンターテインメント</a>