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若手6人が禁止のスマホ使用で騎乗停止

下田文さんにわか

「JRAの若手騎手6人がくさ、レース前ぃスマホば使うたけん、来週13日から30日間もレースぃ出られんとげな。騎手たるもの、レース中ぁ外部との連絡が禁止されとる。基本中の基本が守られんなら当然やろう」

「そらぁ厳しゅうなかですな。今やスマホぁ通話以上の役割・存在ぃなっとる。見直しが必要やなかね」

「ばってん、19歳の今村聖奈騎手ぁ同年代の男性騎手との通話も確認されてスキャンダルにもなっとる。許されんことたい」

「それでも今村騎手ぁ19歳で最多勝利新人賞も受賞した若手のホープやけん、十分規則ば理解して、落ち込まんで今後のさらなる活躍が求めらるうとたい」

「それならどげな状態で30日後のレース再開を迎えたらよかとね?」

「そらぁ、将来有望な騎手のことやけん、求められるたぁ、気丈(騎乗)」

採点

風刺:3/4  構成:3/3  オチ:2/3  合計:8/10

講評

「スマホの見直しが必要やなかね」「同年代の男性騎手との通話も確認されてスキャンダルにもなっとる。許されんことたい」などの批判はありましたが風刺表現は見当たりません。これらを風刺表現にするには「スマホの見直しやらせんで、こそこそ使うがよか」「若っかけん、スキャンダルも話題作りの一つたい」などと皮肉を込めて批判と逆の表現をしたらいいです。

風刺表現はありませんが風刺と同格とも言える作者の思いでは、今村騎手は19歳で最多勝利新人賞も受賞した若手のホープなので頑張って欲しいという気持ちは伝わってきます。

構成では流れが自然でいいです。これはお題とオチに関連がある事項「スマホ使用で騎乗停止」と「騎乗」が入っているからです。

ただし、オチではお題の「スマホ使用で騎乗停止」とオチの「騎乗」が重なっています。お題に含まれた言葉をオチに使うことを「題オチ」と言います。博多にわかのオチの中ではレベルが高いオチとは言えません。

仮にお題を「若手6人が禁止のスマホ使用で出場停止」「スマホ使用でジョッキー悩む」などにすればいいです。ただし、報道では「スマホ使用で騎乗停止」という表示がほとんどです。

 オチの「気丈」を補うことばとして、オチの前に「30日後にゃ、どげな気持ちでレース再開ば迎えたらいいかいな。今ぁ不安な気持ちでいっぱいやろうね?」の「不安な気持ち」を入れた方がいいです。「気丈」にも繋がってきます。

それから、オチの表示ですが、質問に答える言い方が優先です。原作は「求められるとは、騎乗(気丈)」となっていました。これは逆です。

また、通常のパターンでは「~のことやけん」となった場合、その関連事項が( )になります。この場合、「有望な騎手のことやけん」となっているので「騎手」に関連のある「騎乗」が( )になります。つまり「気丈(騎乗)」になります。

志岐らん梅にわか

「ああたくさ、日本中央競馬会JRAの規定違反で30日間の騎乗停止ぃなったげなね」

「はい。認識の甘さで多くの皆様ぃご迷惑ばおかけしてすんまっせん。今回の処分ば深う受け止めて、しっかりと反省ばしようと思いよります」

「ああた、謝罪するとぁよかが、どげんやって、皆さんに告知したとな?」

「はい。それがスマホば使うてインスタグラムぃアップしとります」

「何な。スマホぁ使わんて言いよったとじゃなかな。ばって、あたきもああたの気持ちぁ分かるばい。今時、スマホば使うたらいかんていう時代じゃなかて思いよる。やっぱ、日本中央競馬会の組織の形がいかんて思いよるとじゃろう」

「滅相もござっせん。競馬会の組織の形が悪かちゃ思いよりまっせん。だいたいがスマホのことじゃけん、形態(携帯)ぁ悪うなか」

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