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高校女子バレー九州王者・東九州龍谷 8連覇目指し 「謙虚さ」「自立心」……選手それぞれのテーマを大切に

3年生が抜けた新チームで九州王者を決める久光製薬杯全九州選抜高校バレーボールが11日開催されます。女子の注目は、大会7連覇中の東九州龍谷高校です。粘り強いバレーで、8連覇を狙います。

「根性のあるバレー」


大分県中津市にある東九州龍谷高校、通称”東龍”。「春高バレー」では5連覇を含む7回の優勝を誇る、女子バレーの名門です。練習着には、選手たちが自分で選んだ1年間のテーマが書かれています。「謙虚さ」「自立心」「愛情」「正確性」……それぞれの決意がはっきりと分かるようになっています。
東九州龍谷高校は全九州選抜高校バレーボールで現在7連覇中。今年も優勝候補の筆頭です。登録メンバーの平均身長は165・7センチ、2023年に比べて約5センチ低くなったものの、チームをこれまで12回の日本一に導いた名将・相原昇監督はいまのチームをこのように評します。

相原昇監督「身長は低いが、非常に粘り強い。根性のあるバレーボールをします。しつこい、競ったら負けない、最後まで追いかけていく。執念のあるレシーブをします。キャプテンの忠願寺を筆頭に、非常に元気がある、よく声を出すチームです」

キャプテンの自覚 忠願寺風來選手

忠願寺風來選手


「粘り強さ」が持ち味の新チームを支えるキャプテン、忠願寺風來(かえら)選手。ポジションは、主に相手の攻撃をブロックし、守備の要となるミドルブロッカーです。練習では誰よりも声を出しています。チームのために、時には厳しい言葉をかけることも……。

忠願寺風來キャプテン「誰かひとり厳しく言う人がいないと、チームが成り立たないと思う。自分が一番声を出して、周りのメンバー、チームメイトに厳しく声をかけるようにしている」
 

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