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RKB毎日放送株式会社

番組審議会報告

RKB毎日放送番組審議会の議事概要

第672回(令和5年1月17日)

第672回番組審議委員会を1月17日(火)、RKB毎日放送本社会議室で開催した。

<審議委員>
出席委員  10名
小湊 真美、坂口 佳代、石川たかね、井手健一郎、上符 友則、高藤 英夫、橋ノ本将朗、濵口 欣也、福島 規子、牧山 愛美
書面出席  なし
<放送事業者>
佐藤社長以下 計11名

<議題>
番組審議 テレビ番組
「ピラミッドの真実! 5000年の封印を破る鍵は太陽の船と科学とツタンカーメン」
放送日時 12月4日(日)午後3時30分から午後4時54分 JNN28局フルネット同時放送
出   演:吉村作治(エジプト考古学者、東日本国際大学総長)
ナレーター:新妻聖子(ミュージカル俳優)
プロデューサー:渡辺貞紀(東京テレビ編成部長)、鴻上佳彦(テレビ制作部専任副部長)

<内容>
ツタンカーメン発見100年の節目に、エジプト考古学者の吉村作治さんと現地を取材。
吉村さんが発掘調査を指揮している「太陽の船」は、ピラミッドの謎を解く鍵だと考えられている。
オープンして間もない国立エジプト文明博物館も訪ね様々な角度からピラミッドの謎に迫った。

議事の概要
委員からは
・RKBがエジプトのピラミッドについて独占密着の長期取材をしていることを知り、驚き、感激した。
・歴史的にも素晴らしく一見の価値がある番組だった。
・壮大なスケールで製作されている骨のある番組だった。
・久しぶりに吉村先生を見て、感動とまだ研究されている驚きがあった。
・新たな発見があるたび子供のように喜ぶ吉村先生を拝見し、とても共感した。
・興味を持って見ることができる構成だった。
・ロマンがありわくわくした。
・壮大なスケールで作った番組で、非常に感嘆した。
・安心して見ていられる上品で丁寧な作りの番組だった。
・新妻聖子さんのナレーションがよかった。
・ナレーションだけの出演で、もったいないと感じた。
と、評価する意見があった。

一方で、
・もう少し内容をやわらかく作ってもいいのかなと感じた。
・日本国内の古墳とピラミッドがどうつながるのかなど、見終わった後、もやもや感が残った。
・エジプトから急に福岡に飛び、点と点の間をつなぐものがなく、唐突感があった。
・吉村先生の見解に沿って番組は作られていたが、ほかの専門家がどう見ているのかも聞く必要があったのではないか?
という意見があった。

制作者は
・視聴者の信用を裏切るような番組にはしたくないと注意して制作した。
・エジプトから日本への文化の伝来の過程を見せる必要があった。
・説明が足りていない部分があった。
・エンタメ的な要素ももう少し入れたほうが、より難しさを感じなかったと思う。次回の参考にしたい。
・新妻さんにナレーションを依頼する時点では、まだ海外に取材に行けるような状況ではなかった。
と、説明した。

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