第674回番組審議委員会を3月22日(水)、RKB毎日放送本社で開催した。
<審議委員>
10名
小湊 真美、坂口 佳代、石川たかね、井手健一郎、上符 友則、高藤 英夫、橋ノ本将朗、濵口 欣也、福島 規子、牧山 愛美
<放送事業者>
佐藤泉社長ほか 計8名
<議題>
① 委員任期中の所感、RKBに望むこと、新年度の抱負
② 業務報告
<内容>
3月番組審議会は令和4年度(2022年度)最後の締めくくりの回。今期で退任する4名の委員は「委員在任中の2年間の所感」と「RKBに望むこと」について、新年度継続委員6名は「この1年間の所感」と「来る年度に向けての抱負」についての意見を述べた。
<議事の概要>
委員からは、印象に残った番組として、
・「もうひとつの八幡製鉄所・君津」、「出発進行!走るクイズ新幹線から生中継」、「アブノ―ベルSHOW これがまさかの大発見!?」、「ピラミッドの真実!5000年の封印を破る鍵は…」、「四代の祈り 中村人形 百年の伝統と革新」などがあがった。
・「もうひとつの八幡製鉄所・君津」は、地元メディアとして、埋もれそうな歴史を掘り起こして伝えていく役割をしっかりとはたしている。日本の経済成長を支えた重厚長大産業の光と影を、人に焦点を当てながら上手にまとめていた。非常に感慨深く、印象に残っている。
・「出発進行!走るクイズ新幹線から生中継」」は、本当に多くのスタッフの力を結集してできた番組だと実感した。取材、撮影、編集などプロフェッショナルな技を感じる場面もあった。非常に良いタイミングでの放送だった。
・「アブノ―ベルSHOW これがまさかの大発見!?」は、食べ物の撮影技術の高さを感じた。
・「ピラミッドの真実!5000年の封印を破る鍵は…」は、世界規模の壮大な番組だった。RKBは、世界にも発信できる力があるテレビ局だと思った。
などという意見があった。
2年間の所感として、
・番組制作の裏側に触れて、テレビ番組の見え方自体が変わってきた。
・ほか委員の話を聴いて、非常に勉強になった。制作者の苦労もよく理解できた。
・番組制作者が、「こういう意図を持っている」「問題なのだと思っている」ということがある程度わかるようになってきた。
・番組制作に携わる方の思いなどを直接聞くことができ、「番組つくりは大変なのだ」とあらためて知ることができた。
という意見があった。
今後のRKBに望むこととしては、
・チャレンジを続けて視聴者に飽きられることなく、引き続きトップを走ってもらいたい。
・お茶の間をにぎわすメディアとして、全国放送はもちろん、地域に根差した、地域ならではの番組を数多く発信されることを期待している。
・「番組制作のプロならではのコンテンツ」、「テレビを見ない若い世代にどのようにアプローチしていくのか」ということに関心がある。
という意見があった。