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RKB毎日放送株式会社

番組審議会報告

RKB毎日放送番組審議会の議事概要

第680回(令和5年10月17日)

第680回番組審議委員会を10月17日(火)、RKB毎日放送本社で開催した。

<審議委員>
出席委員 9名
石川たかね、上妻正典、坂口佳代、滝本英明、谷口亮、橋ノ本将朗(書面)、浜田真知子、福島規子、牧山愛美

<放送事業者>
佐藤社長以下 計12名

<議題>
議題 番組審議 テレビ番組 まじもん#43
 「一歩ずつ~久留米・うきは・朝倉の秋 豪雨から2か月~」
    放送    9月13日(水)午後7時から
    プロデューサー 山部貴光(RKB CINC 情報番組部長)
    ディレクター  山下萌夏(RKB CINC 情報番組部)

<内 容>
ことし7月の大雨被害から2か月。一歩ずつ、未来に向けて活動を進める被災地、久留米・うきは・朝倉の今を伝え、街を応援する生放送。
土砂が入り込み心配されながらも、実りの秋を迎えた「ぶどう園」では、園の巨峰を使って被災地応援の商品「巨峰ジュース」が製造されている。地域の人と一緒に巨峰ジュース作りに参加したのは久留米市出身のお笑い芸人・こがけん。
焼き物の里・朝倉小石原エリアには40軒以上の窯元があり土砂流入などの被害を受けた。独特の“青”が魅力の秀山窯から、被災後初の火入れを行った窯をあける模様を生中継した。

議事の概要 
委員からは
・復興支援の観点から被災地をとりあげた番組で、出演者が笑顔で話している姿に共感した。
・災害復旧を全面に出しすぎず、観光に行くだけでも復興につながることを示していて、非常によかった。
・人的被害が少なかったので、その後についてあまり関心を払ってこなかったが、番組を見て、被害の大きさをあらためて実感した。
・映像がきれいで、自分も現地に行ってみたい、見てみたいという気持ちになった。
・前向きで、旅に行きたくなる情報がとりあげられていて、非常に良いなと思った。
・番組の作り方が丁寧で、ディレクターのこだわりが見えてよかった。
・紹介された果物がおいしそうで、ぜひ食べたいなと思った。
・被災後はじめての窯出しは、復興というイメージとつながり感動した。
・新しい復興支援の番組の形だと思い、興味深かった。
と、評価する意見があった。

一方で、
・被災復興状況についての情報が少なった。
・がけ崩れ被害の様子が暗くて、中継画面ではよくわからなかった。
・生中継に映っていた出演者のシャツのデザインが明らかにコピー商品で、著作権上問題はないのか?
・タイトルの「久留米・うきは・朝倉」というエリアの範囲がよくわからなかった。
・テーマごとに地図CGがあればわかりやすかった。
・番組で紹介している店などの情報が少ない。QRコードを出すなどが必要だったのではないか。
・出演した女性タレントの食事のマナーがよくなかった。
・豪雨被害から2か月というタイミングで放送した理由は何だろうか?
・情報量が多かったので、番組の最後に情報の振り返りがあればよかった。
という意見があった。

制作者は
・9月頃がブドウなど果樹園観光のピークなので、それにあわせて生放送した。
・生中継番組を盛り上げようと思って、たくさんの人に来てもらったが、説明不足だった。
・放送を通して豪雨被災地に関心を寄せてもらい、地元放送局として寄り添うことができたのではないかと思う。
と、説明した。    


議題2 放送基準改正答申
「番組出演者へのSNS等の誹謗中傷の注意と配慮」についてのRKB毎日放送放送基準改正案(2024年度施行予定)を番組審議会に諮問。
「表現の自由との関わり」や、「問題がおきた場合の対応窓口」についての質問や、「改正放送基準の社内での周知・徹底、議論する必要がある」などの意見が出た。
その上で、番組審議会として「妥当」という旨の答申を頂戴した。
 

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