第686回番組審議委員会を5月21日(火)、RKB毎日放送本社で開催した。
議題 番組審議 テレビ番組
〇番組審議会
<審議委員>
出席委員 8名(書面1名)
上妻正典(書面)、坂本高志、滝本英明、谷口亮、名村知美、橋本道成、浜田真知子、松藤悟
<放送事業者>
佐藤社長以下 計11名
<議題>番組審議 テレビ番組
「世界一の九州が始まる!~おばあちゃんパワーでビジネスを!~」
放送日時 4月28日(日)午前10時15時から
プロデューサー 石川 恵子(テレビ制作部長)
ディレクター 吉賀亜希子(テレビ制作部シニアエキスパート)
<内 容>
福岡県うきは市に、ユニークなスタートアップ「うきはの宝」がある。スタッフは20歳~93歳の女性たち。経験と知識が豊富で元気いっぱいの「おばあちゃんパワー」を眠らせておくのはもったいない。シニア女性たちのアイデアを生かした食堂運営や食品開発・販売事業、そして「ユーチュー婆」YouTube配信など、おばあちゃんたちの活躍は多岐にわたる。スタンフォード大学も注目し長寿研究の一環で視察にも訪れた。
女性たちのポテンシャルを存分に発揮させ、生きがいや報酬を生み出す。シニア女性と地域が秘めるポジティブなチカラで、日本をもっと元気に…。
議事の概要
委員からは
・おばあちゃんたちの明るい、うれしそうな笑顔がたくさん出てきて、見ていて、ほっこりした。
・気持ちが温かくなる、高齢化の社会に向けてのいい番組だと思った。
・高齢者が本当に元気で、いろんな可能性が大きいことを再認識する番組だった。
・「喜ばれる喜びを感じること」というおばあちゃんの発言が胸に刺さった。
・ビジネスとしての枠組みをつくり、持続可能性がある取り組みとなっていて、高齢者の生き甲斐づくりだけはないことが、すごいと感じた。
・地域問題、高齢者問題を硬く描くのではなく、あえて、ソフトに、朗らかに描く作り手のこだわりを好意的に受け止めた。
・高齢化問題、地域創生、スタートアップ事業という課題が上手に表現されていた。と、評価する意見があった。
一方で、
・この取り組みで地域を変える、ということだったが、地域の何が変わったのか、わからない部分もあった。
・番組で紹介された「おばちゃん新聞」をどこで買えるのか?流通しているのか?わからなかった。
・高齢の男性は、地域で何をしているのか、気になった。
・ほかの地域での取り組み例や、つぎにつながる失敗の例も取り上げてもらいたい。
という意見があった。
制作者は
・高齢化社会のこれからの取り組み方のヒントになれば、と考えて番組制作した。
・始まったばかりの取り組みで、他の地域への影響など、描き切れなかった部分もたくさんある。もうすこし長い時間での番組化ができれば、描いてみたい。
と、説明した。