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初耳だった!普段は聞けない意外な「お坊さんのホンネ」を徹底調査

福岡県民が日常生活を送るうえで「知っているつもりで、実は知らなかった」ことを徹底調査。福岡県民のホンネを吸い上げる新番組「ハカタの王様」。ゴリけんと中上真亜子をMCに、福岡の「リアルすぎるホンネ」を探ります!

 

今回は、高尚なイメージのあるお坊さんのホンネをリサーチ。そして、北九州市が消費額日本一という「さし盛り」について深堀りしました。さらに、初回でも取り上げた「ホンネでおしえて!福岡のハズさない店」も紹介!

お堅いイメージが変わる!?お坊さんのホンネ

 

福岡県内には約2,400もの寺院があります。そんなお寺にいるお坊さんといえば、一般的には“お堅い”イメージがありますが、実はお坊さんたちも普通の「悩み」や「怒り」、「物欲」を持っている?! お坊さんのホンネを調査しました。

 

 

福岡市西区小田にある「福寿寺」は1335年創建、禅宗臨済宗の寺院。平兮(ひらな)元祥住職に話を聞きました。

 

最近イラっとしたのは、庭掃除をしたのに強風で庭がぐちゃぐちゃになっていたこと。悩みは「体がかたいこと」なのだとか。筋肉は修行でムキムキについたそうです。

 

 

糸島氏本にある「妙休寺」は1615年創建。宗派は日本で最も多い浄土真宗本願寺派です。和田出(いずる)副住職は、読経中にiPhoneSiriがレスポンスしたのにイラっとしたのだとか。

 

 

1611年に創建。福岡市中央区渡辺通にある浄土真宗本願寺派の「専立寺」の藤泰澄住職は、最近イラっとしたことは「特になし」。

 

息子の真哉(しんさい)僧侶は、Tiktokの操作がうまくいかなかった時だと答えました。真哉僧侶は、お寺に興味を持ってもらおうとTiktokでオリジナルの動画を配信中!

 

真哉僧侶のようにめずらしい取り組みをするお寺は他にも。「光専寺」(福岡市中央区平尾)の城厚慈住職を尋ねました。

 

その昔、天神・親不孝通り(福岡市)のディスコ街に行っていたご住職。ディスコ世代の憧れだったミラーボールを、なんとお寺の天井に設置していました!

 

ミラーボールをつけることに葛藤もあったそうですが、「ご本尊の阿弥陀様はあらゆる方向へ光を放ち人々を包み込んで、誰でも救ってくださる。ミラーボールもあらゆる人を光照らすもの」と城住職。お寺をイベントなどのために開放し、地域にも貢献しています。

 

「子安観音」(篠栗町篠栗)で話を伺ったのは、三浦光男住職です。ここにある人形の数はなんと500600体。子供を授かりたい夫婦が人形を持ち帰り、子宝に恵まれるお礼として授けた人形と新しい人形2体を奉納するため、人形が増えていったのでした。

 

そんなご住職が抱えている悩みは、「心霊スポットとして有名になってしまったこと」。「心霊現象は一切ない」というのがホンネです。

 

 

さらに、シカが多く、鉢植えの葉や花を食べてしまうことに困っているとも。「いいことがあるかも」と落ちていた鹿のツノを拾ったところ、本当はもう1本ほしくなったみたいです。

 

田川市伊田にある「三井寺」には、願い事が書かれた風鈴がずらり。その数18,000個にものぼるといい、地元では「風鈴寺」としても親しまれています。

 

 

その風鈴の多さから困っているのは「音」と日出(ひじ)智良住職。これだけ数があるから仕方がない?!

 

「坊主バー博多」(福岡市博多区中洲)を営む竹内寛和店主。「参拝費」は30分3,000円の飲み放題。話を聞きながらお酒を楽しめます。竹内さんの悩みは、物忘れが年々激しくなり、お経を忘れたり間違ったりしてしまうこと。

 

 

「菩提寺」(福岡市城南区梅林)の椿信二住職に案内された先には、驚きの光景が待っていました。

 

 

お骨の前にあるのは、フランスの教会にあった200年前のステンドグラス。お値段なんと1,500万円!

 

そして、松本零士氏直筆の「銀河鉄道999」の絵画は1,800万円。ふすまは1枚400万円、4枚で1,600万円。さらに、お寺の中には総工費約2,000万円のプラネタリウムを発見!

 

 

なぜこんなに高価なものがお寺にあるのか。その理由を尋ねると、「いかにみんなに喜んでもらえるかが大切」と椿住職。「人のために」というホンネが明らかになりました。

 

 

福岡のさまざまな寺院を訪ね、なかなか聞けないお坊さんのホンネに迫った今回。北九州市の意外な「日本一」についても知ることができました

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