RKB NEWS


おととし、JR博多駅近くで、警察官を装った男たちに7億6000万円相当の金塊が盗まれた事件の裁判です。

検察側は主犯格とされる兄弟にそれぞれ懲役10年を求刑しました。

起訴状などによりますと、愛知県に住む会社役員・野口和樹被告と兄の直樹被告は、おととし7月、福岡市博多区にあるビルの1階で、警察官を装いながら金塊およそ160キロ=7億6000万円相当=を盗んだとして、窃盗の罪に問われています。

この事件では、あわせて7人が起訴され、両被告は主犯格とされています。

福岡地裁で開かれたこれまでの裁判で2人は、「被害者が同意した出来レースだった」と無罪を求めていました。

対する検察側は、2人が金塊の取引情報を手にしたのを発端に、実行役を勧誘して事件の算段を付けたなどと主張。

きょうも、野口被告たちの主張に反論しました。

「出来レースならわざわざ警察官を装う必要はないし、金塊を持ち去るだけの単純な役割なら数億円の報酬に見合う行為ではない」その上で、「犯行は計画的で、あわせて2億円の報酬を手にするなど負うべき責任は最も重い」と述べ、それぞれに懲役10年を求刑しました。

弁護側は改めて無罪を求め、結審しています。

判決は、来年1月に言い渡されます。