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町の販売店に押し寄せる“修理依頼” 豪雨で水に浸かったエアコン室外機を店員総出で修理中

記録的な大雨によって福岡県南部・久留米市の多くの住宅が浸水し、家電製品が故障しました。町の販売店には毎日40件ほどの壊れたエアコンの室外機や冷蔵庫などの修理依頼があるといいます。九州北部は猛暑が続き、エアコンの有無は住民の命に関わるため、12人いる店員が奔走しています。

多くの住宅が“浸水”エアコンの室外機などの故障が相次ぐ

竹下社長「(これ全部浸かった?)浸かった、全部浸かった。(何台くらい?)39台あります」

 

福岡県久留米市田主丸町にある家電販売店「でんきのアズ田主丸本店」。去年リニューアルオープンしたばかりの店舗は、今月10日の大雨で1メートルを超える高さまで浸水しました。被災直後に撮影された画像を見ると、店内の冷蔵庫が倒れ、バックヤードに置いていた商品も水に浸かっています。被害額は1500万円ほどにのぼるといいます。田主丸町では多くの住宅が浸水し、家電製品の故障が相次ぎました。販売店を取材すると12人いる店員が総出で修理依頼の対応に追われていました。夏に欠かせないクーラーの室外機や冷蔵庫などの修理の依頼は毎日40件ほどあるといいます。

 

RKB土橋奏太「浸水被害を受けた住宅でエアコンが取り替えられています」

「寝室のエアコンだけは早く!」依頼者

福岡県では連日、命に関わる危険な暑さが続き“熱中症警戒アラート”も何度も発表されています。室外機が水に浸かり、エアコン3台が故障した住宅を訪ねました。住民が「寝室のエアコンだけは早急に修理したい」と依頼したそうです。1時間ほどかけて修理は完了、依頼者も安堵の表情を浮かべました。

 

依頼者「これで夜はぐっすり眠れますね。ありがとうございます、感謝です」

 

竹下社長「件数は200件を超えているんじゃないですかね。困っている人が喜んでくれるから頑張れますね」

 

炎天下、修理の対応に追われる店員たち。地域住民のために少しでも早い復旧を目指しています。

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この記事を書いたひと

土橋奏太

2000年生まれ 長崎県出身