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「幼い頃は泣き虫だった」柔道選手が国際大会で初優勝をめざす「足技を見てほしい」アジア大会へ

9月23日に開幕するアジア大会。国際大会で初めての優勝を目指す選手がいます。
柔道・老野祐平選手。「勝ちたい、しか考えていない」と話す老野選手の強さを支えているものとは。


◆文武両道の老野祐平選手(22)
創部4年目の帝京平成大学柔道部でキャプテンを務める老野祐平選手(22) 文武両道ですぐれた成果を上げた選手・団体を顕彰する大学スポーツ協会(UNIVAS)の「UNIVASAWARDS2022-23」で、男子学生アスリート最高の栄誉である「マン・オブ・ザ・イヤー」の最優秀賞に選ばれています。今年の全日本選抜柔道体重別選手権では初優勝を果たしました。期待の新星です。                            

老野祐平選手
「練習量は負けない自信があります。この日のために練習はやってきましたからあとはやるだけです」

アジア大会では、男子81キロ級に出場し、国際大会で初めての優勝を目指します。

老野祐平選手
「内股と足技を組み手をしながら出していくので、その足技を見て欲しい」


◆3歳から通っていた地元の道場
飛躍を誓う老野選手にエールを送るのが、地元の福岡県北九州市で3歳のころから通っていた道場です。

戸畑道友会 市岡政治会長
「ここまでよく頑張ってきたなと思います。小さいころからの努力が報われたかな」

当時、身体が小さかった老野選手は、泣き虫な一面もあったといいます。

「夏、暑い中泣きながら稽古していた記憶が強くあります。」「泣いて『いやだ』と言う子も多かったですが、老野選手は、『嫌』という言葉も言わなかったし、一生懸命向かってきていました。負けん気がすごかったです」

今でも帰省した際には道場に顔を出しています。8月も子供たちに柔道の指導を行いました。

戸畑道友会 土屋主将
「大内刈りを教えてもらいました。それができるようになって試合でも勝てるようになりました」

戸畑道友会 中野副主将
「優勝まで全部1本で勝って欲しい」


◆「勝ちたい」しか考えていない
地元の応援を力に、初めてのアジア大会で優勝を目指します。

老野祐平選手
「目標は優勝です。シビアな世界なので、『勝ちたい』しか考えていません」

柔道男子81キロ級は大会2日目の9月25日に行われます。

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