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深夜族に朗報!鶏料理をアテに、夜3時まで呑める店が薬院にオープン

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コロナ禍が飲食界に与えた変化は様々ですが、その一つが深夜営業店の減少です。2次会離れの影響で、早々に飲み屋街の灯が消える景色は寂しかったですよね。
が、最近はそんな状況が好転。2023年12月にオープンした「薬院 炭焼き とりラボ」も、深夜3時までゆるりと過ごせる憩いの酒場となっています。

とりラボ外観

薬院大通交差点すぐそばの、以前は坦々麺屋だった建物にその暖簾はありました。目立たぬ小路沿いながら、「焼肉 長介」「大衆ワイン酒場 Quiche×Quiche」「海鮮丼日の出」といった人気店が固まる一画で、すでに馴染みの方も多いでしょう。地下鉄やバス停が近いのに、ほんのり隠れ家感がある渋いロケーションです。

とりラボ店内

“昭和の酒場”的な店内の風情もいい感じ。古いラジオから流れる音楽を聴きつつ、カウンターに座ると店主の宮村弘基さんが快活な笑顔を向けました。
ここは、約20年のキャリアを経て初めて構えた自分の店。それを深夜営業にしたのは、やはり「早仕舞いの店が増えたこと」にあるそうです。「同業の仲間が仕事後に行ける店が減ったので、私がその場所を作ってみようかなって。体力的には大変ですが、決めたからには貫きますよ!」。思わず応援したくなる、新人店主の熱意ある一言でした。

とりラボ鶏刺2

西新には姉妹店「鉄板 酒ノ きがる」という鉄板居酒屋もあるそうですが、「とりラボ」のウリはメニューの大半を占める鶏料理です。深夜にうまい鶏料理を出す店が少ないことに着目したのが、鶏を主役に据えた理由とか。

そのラインナップは、見事に鶏好きの期待に応えます。1品目の「とり刺盛」(1,408円。写真は2人前)は「綺麗だなぁ」とつい声を漏らした美麗な名物。炙った2種類のネタは、上質なブランド鶏らしい甘味を持つ黒さつま鶏で、ももは柚子胡椒、胸は醤油でいただきました。内臓系には朝引きのズリと白肝を配し、極上の食感を楽しませます。とくに臭みがまるでなく、深い甘みが凝縮する白肝はクセになる希少部位。数量限定につき早めに頼みましょう。

とりラボ炭火焼

さらに、鶏料理店の定番・炭火焼も大満足の仕上がり。シンプルゆえに中毒性が高い、誰もが夢中なテッパンの一品です。そんな「もも むねの炭火焼」(1,078円)は、国産種鶏のももと黒さつま鶏の胸を混ぜることで噛む楽しみが倍増。焼くときに加える鶏油効果で、風味も格段にアップしています。

そして完食後は、418円の追加で「ガーリックライス」が頼める悩ましいオプションも! 鉄板に残った鶏油、肉汁、ニンニクの香りが包む一皿は頼んで悔いなしでしたよ。

とりラボ餃子

温かい汁物が欲しくなり、次は「自家製鶏スープの炊きぎょうざ」(4個528円)をチョイス。種鶏と若鶏のガラをブレンドし、8時間以上炊いたスープのコクは文句なく、海老餃子の旨味とも相性抜群です。
加えて、これもプラス418円で「そば」か「五島うどん」か「ぞうすい」を残りのスープで作ってくれるんですよね。なんと強烈な悪魔の囁き(笑)。さっきはガーリックライスだったので、今度は五島うどんにしたら大正解! 宮村さんもこれがイチオシだそうですよ。

カジュアルな酒場として通うも良し、上質な鶏料理目当てに通うも良し。多くの料理が300~500円台という値頃感も嬉しい「とりラボ」は、いろんな使い方が可能な薬院のニューフェイスです。

店舗名:薬院 炭焼き とりラボ
ジャンル:居酒屋
住所:福岡市中央区薬院2-2-2
電話番号:092-781-2345
営業時間:18:00~OS翌3:00
定休日:不定
席数:カウンター10席、テーブル8席
個室:なし
メニュー:とり刺盛1,408円(2人前)、もも むねの炭火焼1,078円、自家製鶏スープの炊きぎょうざ528円、せせり炭火焼528円、とりもも唐揚げ1個165円、こだわりのマーボー豆腐638円
URL:https://www.instagram.com/tori.labo

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この記事を書いたひと

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