不動産の銀行「大央」がお届けする「福岡食文化日記」。今回は「、(てん)と。(まる)の~」のCMでおなじみ、明太子の「かば田」におじゃましました。「かば田」は明太子専門店として知られていますが、その前身は1921年に北九州の市場で創業した漬物店で、100年以上の歴史を持つ老舗です。現在、県内を中心に50店ほど店舗を展開しており福岡市内のスーパーでもよく見かけますが、今回訪ねたのは北九州市内にある本店。黒崎駅から筑豊電鉄に乗り継ぎ永犬丸駅から歩いて数分、上津役本城線という大通り沿いの赤い看板が目印です。
店内には明太子はもちろん、鮭やサバなどの干物、塩物、漬物、佃煮、加工品など、ごはんが進みそうなあらゆる商品が並んでいます。基本的には直営店でも本店とほぼ同じ商品が購入できるそうですが、さすが本店、充実の品揃えにワクワクします。
※店舗より提供
「かば田」と聞いて一番に思い浮かぶのが「昆布漬辛子めんたい」(100g756円~)。こちらは、材料を層にして丁寧に漬け込み、昆布味を素材に染み込ませる「漬物貯蔵製法」を明太子づくりに取り入れて生まれた、老舗漬物店ならではの一品です。
昆布がたっぷり使われていて、旨味が半端ない! ごはんが何杯でも食べられそうです。
それにしても店頭に並んでいる明太子の美しいこと! 一本一本が大きく、張りと艶があり、いかにも美味しそう。エリア長の廣木健さん曰く「すべてに目が届くよう、原材料の買付から製造・流通・販売に至るまで一貫して自社で行っています。品質を大きく左右する原卵は、毎年、たらこを知り尽くした目利きの社長が自ら買付。粒が大きく、プチプチと粒立ちがよいアメリカ産にこだわっています」。
たらこは成長過程で6段階に分かれていて、味、質ともに最も優れた「完熟子(真子)」と「成熟子(目付)」だけを厳選しているのだとか。なかでも上質なたらこを使用しているのが「雷」(100g1080円)。「見た目も美しいのですが、食べたら誰でも違いがわかるほど粒が立っていて味にブレがないので、贈り物として選ばれる方も多いです」と廣木さん。
明太子はもちろんですが、「かば田」のたくさんあるアイテムの中で個人的におすすめなのが「明太辛子たかな」(500g1080円)と「いわしの糠炊き」(1パック648円)。「辛子たかな」は北九州の友人から教えてもらって以来、うちの冷蔵庫の常連となり、店の前を通ったら買うようにしています。また、魚をぬか床でじっくり炊き上げた小倉の郷土料理・糠炊きは、甘辛味でごはんにもお酒にもよく合います。
うれしいことに「かば田」の対象店舗では、毎月10日前後に「、。(てんまる)の日」が設定されていて、明太子が割引になったり、お得な商品が出たりします。毎日食卓に並ぶものも多いので、この機会にまとめ買いしておくといいですね。
この記事は不動産の銀行 株式会社大央の提供でお届けしました。
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