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自家製の丸天は必食!本場香川の小麦で打った本格・讃岐うどん

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やわらかい博多うどんも好きだけど、コシがあって喉越しが良い讃岐うどんもまた違った魅力があって好き。四国生まれのサガなのか、ときどき無性に食べたくなる讃岐うどんを求めて伺ったのが「うどんこまる」です。

うどんこまる」があるのは、薬院駅と平尾駅のちょうど真ん中あたり。高宮通りから入った細い裏通りで、偶然見つけるにはちょっと難しい立地です。扉を開けると、まずはむわっと熱気がお出迎え。ピークタイムはひっきりなしにうどんを茹でるため、鍋からの熱が店全体を包んでいます。

「うどんこまる」の店内 「うどんこまる」のテーブル席

ランチタイムの終盤に訪れたこの日、カウンター席にはビジネスマンの姿がちらほら。「お昼時は満席になると聞いて」と、わざわざランチタイムをずらして来店されたそうです。また、ボックスタイプのテーブル席には小さなお子さんを連れたファミリーが食事を楽しんでいます。ご夫婦で営む「うどんこまる」で厨房に立つのは、店主の荒木伸宏さん。かつて薬院にあり、本場・讃岐スタイルでうどんを提供していた「福岡麺通団」(現在は「讃岐うどん雷鞭」)での経験を生かして、2017年に独立しました。店名は愛猫の「こまる」ちゃんからで、カウンターにはこまるちゃんの写真が飾られています。

「うどんこまる」のメニュー表

席について早速メニューをチェックします。四国の醤油を使った「しょうゆうどん」(600円)や「かまたまうどん」(600円)も気になりますが、人気は「ひやかけうどん」(560円)、「かけうどん」(560円)とのこと。それぞれ好みのトッピングを合わせて楽しむ方が多いと伺い、「かけうどん」に「自家製丸天」(300円)と「わかめ」(120円)をトッピングすることに決めました。

「うどんこまる」の「かけうどん」

しばらく待って提供された「かけうどん」は、ふわりと香る透き通ったこだわりのイリコ出汁が滋味深く、体にじんわり染みる美味しさ。香川県から取り寄せる讃岐うどん専用の小麦粉で打った艶やかなうどんは、本場よりやや細めで、つるんとした喉越しを感じやすいのが特徴です。

さらに感動したのが自家製の丸天。オーダーを受けてから揚げる丸天は、ふっくらした見た目で表面はカリッと香ばしさを感じます。魚のすり身に山芋を加えたことで生まれる、そのふわっとしたやわらかな口溶けにびっくり! 箸を入れると、ほわりと身がほぐれてスープに溶け出していきます。ほんのりと甘味があって、そのまま食べるのも良し、スープと馴染ませてレンゲですくって食べても良しの美味しさで、「一度食べるとクセになる人が多い」という荒木さんの言葉にも納得です。

「うどんこまる」の天ぷら

トッピングには天ぷらもおすすめ。さっくりと揚がった「かきあげ」(190円)や「えび」(260円)、「やさい3種盛り」(350円)など種類があって迷ってしまいます。もちろん、どれも揚げたて。別皿で提供してくれるので、熱々をサクッといただいたり、途中でスープに浸して楽しんだりと好みで味わえるのもうれしいですね。

「うどんこまる」の「こまるぶっかけ」

人気の天ぷら3種がのった「こまるぶっかけ」(1,140円)もおすすめです。とり天、ちくわ天、半熟玉子の天ぷらが、ツヤツヤの讃岐うどんの上にトッピングされています。「あつ」「ひや」が選べますが、この日は「ひや」をチョイス。「かけうどん」に比べて、より小麦の香りやコシを感じることができます。しっとりやわらかなとり天は、下味がしっかり利いて食べ応えあり。うどんを半分ほど食べ終えた頃に、半熟玉子の天ぷらを割って黄身と絡めて味変も楽しめる、ボリュームある一杯です。

「うどんこまる」のオーナー夫妻

「今後も、変わらずにまちのうどん屋さんでありたいです」と荒木さん。お手頃価格で、気分に合わせて自分好みにアレンジしながら楽しめるご近所に愛されるうどん屋さんです。

「うどんこまる」のメニュー表

うどんこまる
福岡市中央区平尾1-12-19-1F
092-531-2918

店舗名:うどんこまる
ジャンル:うどん
住所:福岡市中央区平尾1-12-19-1F
電話番号:092-531-2918
営業時間:11:30~15:00/17:00~20:00(麺が売り切れ次第閉店)
定休日:日・月曜
席数:カウンター4席、テーブル8席
個室:なし
メニュー:ひやかけうどん560円、かけうどん560円、こまるぶっかけ1,140円、しょうゆうどん600円、かまたまうどん600円、トッピング/自家製丸天300円、わかめ120円、天ぷら/かきあげ190円、えび260円、やさい3種盛り350円
URL:https://www.instagram.com/udon_comaru/

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この記事を書いたひと

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