【パリオリンピック™】「日本は突然強くなったわけではない」号泣のフェンシング解説者・山口徹さん
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”当たり前”の変化~パリ五輪へ最後の一押し
だが、北京、ロンドン、東京とメダルを取り始めてから、その先入観が変わり始めた。五輪以外の国際試合でも成績を残しはじめ、“海外で結果を残すことが当たり前”に変わっていったという。
そんな中で、パリ五輪に向けて選手たちの背中をさらに一押ししたのは、発祥国フランスから招いたコーチだった。
当たり前のレベルを変えるのは難しい、でも…。
当たり前のレベルを変えるのは、決して簡単なことではない。一方で、私たちの日常生活や仕事でも、少し意識を変えることで日々の生活の質が大きく変わるという経験をしたことのある人は多いのではないか。
これは、フェンシングにも当てはまる。日々の意識を少しずつ高い照準に合わせていくことで、徐々にそれが当たり前になっていく。
それが今回、かつて選手として成績を残してきたフランス人コーチとともに積み上げてきたものであり、大舞台で結果を残すということにつながったのだ。
今後、そして4年後のロサンゼルス大会は…?
今回の大躍進で、日本国内でフェンシングに対する注目度は確実に上がった。同時に、次大会でのメダルへの期待度も一気に高まり、非常に大きなプレッシャーの中で迎える2028年ロサンゼルス五輪になる。
日本代表の当たり前のレベルをアップさせていく中で、今のU代表の選手たちが、今回の五輪メンバーを脅かすような存在になるべく、成長を期待せずにはいられない。
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