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日本人初 IOC会長選挙に立候補した「渡辺守成さん」とは 選手実績なくサラリーマンとして新体操普及に尽力 今の拠点はスイス

選手実績はなし 大学で「新体操」に出会いサラリーマンの立場で普及に尽力

 

渡辺さんの生まれは、北九州市。高校時代、部員わずか5人の体操部で、競技を始めました。

 

東海大学に進学すると、学費がタダという理由で、交換留学でブルガリアに。そこで新体操という競技に出会ったのです。

当時の日本では、まだ新体操の認知度も低かった中、その魅力を広めるため、渡辺さんが目を付けたのが、小売業。
人が集まる小売業の力を使えば、新体操人気を高められると考えたのです。

国際体操連盟会長・IOC委員 渡辺守成さん「コーポレートスポーツっていうのは、どちらかというと、『川上』のメーカーとかがやるんだけど、新体操をもっと知ってもらわきゃいけないってなると、『川上』よりも『川下』、要するに人々が多く集まるところ、消費が一番近いところ、それがどこなのかって言ったらスーパーマーケット」

 

この考えに賛同してくれたジャスコへ就職。スポーツ事業部のサラリーマンとして、新体操教室の事業展開に携わることとなります。

 

入社して10年、世界新体操クラブ選手権の開催に漕ぎつけました。大会は、今回で26回目を迎えます。

 

選手としての実績がないにも関わらず、大きな功績を残していることについて体操界のレジェンド・内村航平さんは、こう語っています。

 

内村航平さん「まさか日本人がFIG(国際体操連盟)の会長になるなんて思ってもいなかったんで、体操で世界一になるより、同じくらい難しいことだと思うので、僕は」

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