福岡県内60市町村のホンネを大調査! 嘉麻市の自慢と不満を大暴露!
福岡県内60市町村で、各市町村の「自慢」と「不満」にスポットを当ててインタビューするコーナーの第二弾。
今回の舞台は嘉麻市です。果たして、どんな意見が出てくるのでしょうか。
自然の恵みがたっぷりの嘉麻市
2006年に山田市、稲築町、碓井町、嘉穂町が合併して誕生した嘉麻市。人口約3万4000人で、筑豊エリアでは飯塚市に次ぐ規模を誇ります。
なんと、嘉麻市のPR動画には嘉麻市出身の俳優・瀬戸康史さんも出演しています!そんな嘉麻市の自慢とは……?
水がきれいで自然が豊かなところ。自然の恵みを活かした農産物も自慢のひとつで、お米やブランド牛・嘉穂牛も自慢です。
海がない!
どんなに自然が豊かでも「海がない」ことを不満に思う声も。もしも海があったら糸島に負けないと豪語する声もありました。
しかし、海がない代わりに遠賀川の源流があるのも嘉麻市の特徴。ここでは「シャワークライミング」といって下流から上流へと登るアクティビティが体験できます。
海はないけどハワイはある?
そんななか、取材中に海っぽいものを発見。パームツリーに「ALOHA」の看板など、この一角だけまるでハワイのようです。
その正体はカフェ「Loco Home」。名物の「KINGウハウハプレート(ライス付き・1,500円)は、ローストビーフ、ローストポーク、モチコチキンがお皿に溢れんばかりに盛り付けられているボリューミーな一皿です。店主の門寺健策さんは、大のハワイ料理好きなのだとか。
季節限定のパンケーキ「りんごとキャラメル」(1,000円※ハーフサイズは700円)もかなりボリューミー! なんと、ハワイのオアフ島にある名店「ブーツ&キモズ」の味を再現しているそうです。ハワイ雰囲気を味わうにはぴったりのスポットです。
緑のうどんと牛すじが自慢
自営で配送業を営む“嘉麻市ラッパー”が言うには、「よもぎうどん」の牛すじ丼が最高とのこと。福岡の有名タレント・中島浩二さんも太鼓判を押す一品です。
名物「よもぎうどん」に牛すじをトッピングした「よもぎ牛すじ肉ごぼう天うどん」(850円)と一緒に「ミニ牛すじ丼」(390円)を味わいます。ぷるぷるの牛すじは、見るからに美味しそう。そんなグルメにあふれた嘉麻市ですが、一方で「食べてはいけないもの」もあるようで……!?
神社がある地域の人は◯◯を食べてはいけない!?
なんと、遠賀川を遡上する鮭を「神の使い」としてまつっている、769年建立の「鮭神社」がある地域では、鮭を食べてはいけない言い伝えがあるそうです。しかし、詳しく聞いてみたところ、実際は「あくまで遠賀川を遡上する鮭は食べない」のだとか。
嘉麻市・ご当地キャラ渋滞問題に迫る
嘉麻市のマスコットキャラクターと言えば、イノシシをモチーフにした「かまししちゃん」。害獣であるイノシシとの共存を目指そうというメッセージが込められているそうで、町の至るところにその姿が見られます。嘉麻市役所ではエレベーターの中にもいました。
ところが、そんなかまししちゃんに負けず劣らず、町の至るところに10体以上のカッパの石像が。気になって市役所で聞いてみると、このカッパは嘉麻市が合併する前の旧稲築町のキャラクター「なつきちゃん」。市役所の前にもなつきちゃんの石像があるのに、今は引退し、活躍していないという悲しい事実が……。
しかし、数ある石像のうちの一体は、名前を「わかなちゃん」に変えて北九州市の若松に“嫁入り”しているとのこと。ちなみに、旦那さんはいないようです。
実は嘉麻市には瀬戸康史さんがデザインしたキャラクター・カマシカちゃんもいて、ご当地キャラが渋滞気味。さらに、もう一体キャラクターがいるとの情報をキャッチしました。
それが、防災対策課オリジナルキャラの「かまぼうロボ」。地域の子供たちをメインに、防災の大切さを伝える活動をしているとのことですが、まったくゆるくありません。
保育園では子どもたちに泣かれることも多く、そんなときは音楽を流して特技のダンスでなぐさめているそうです。
かまぼうロボの“中の人”は、防災対策課の打田雅彦さん(66歳)。打田さんこそが、2022年にかまぼうロボを一人で作り上げた張本人です。
打田さんのかまぼうロボへの想いはとどまることを知らず、毎月発行される防災誌には新作の4コマ漫画を連載するほど。毎回オチに苦戦しているそうなので、ぜひ手にとる機会があればチェックしてみてください。
個性豊かな嘉麻市は、知れば知るほど魅力的。まだ知らない真実が眠っているかも?
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