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コメンテーター出演200回を記念して

RKBラジオ『田畑竜介 Grooooow Up』放送500回!コメンテーターもファンレターに感激

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RKBラジオの朝の情報番組『田畑竜介 Groooow Up』が9月9日、放送開始から500回を迎えた。毎週火曜日のコメンテーター・神戸金史RKB解説委員長の出演も、同じ時間帯に放送していた前の番組から通算で200回を超えた。今ではリスナーからの温かい声を直接受けて、感激することがあるという。

「何を話したか」記録を付けて

『田畑竜介Grooooow Up』は今日で501回。週4回放送していて、僕は4分の1に出ています。以前の番組『櫻井浩二インサイト』に出演し始めたのが2020年9月。この4年間をトータルすると、今日で202回目です。実は、何をしゃべったかを忘れてしまうので、ずっと記録をつけています。

ラジオならではのリスナーさんとのやり取りが時々起きて、それはとても嬉しいことですね。僕はテレビでずっとやってきたので、「ラジオは面白いなあ」と思いました。

ラジオを聴いているタクシー運転手さん

佐賀県鳥栖市で講演を頼まれ、鳥栖駅から会場までタクシーに乗りました。カーラジオが流れていて、「ああ、うれしいな、ラジオを聴いていらっしゃる」と思い、ちょっと言ってみたくなって、「実は僕もラジオに出ているんですよ」と言ったら、「神戸さんでしょ?」と。

これがラジオに出るようになって初めて言われた場面で、びっくりしました。「聴いていますよ。声で、そうじゃないかと思っていたんです」と。これはうれしかったです。忘れられないですね。運転手さんは、よくラジオを聴いている方が多いですよね。

本がいっぱい入った重たい段ボール箱をRKBから西南学院大学に持っていくときに乗ったタクシー。「近いんですけど、西南学院大学まで。すみません」と言ったら、この運転手さんも「神戸さんですよね?」。RKBの前から乗ったので分かったのでしょう。

「この前の(ラジオで)こんなことをおっしゃっていましたよね、こう思いましたよ」と話が弾んでしまって、大学に近づいたところで、「運転手さん、料金メーターが上がっていなくないですか?」。話に夢中で、メーターを上げ忘れたのです。「お金は、払いますよ」と言ったんですけど、「いやいいです。流していたことにします。お話できて、得をしたので」と、そのまま行ってしまいました。一応払おうとはしたのですが…。

映画館で「感想を言いたい!」

つい2日前、映画館で『ナミビアの砂漠』を観終わって、喫煙所に入った時、女性がおずおずとドアを開けてきました。「神戸さんですか?」と聞かれたので、喫煙所を出てお話ししたら、毎日未明から9時まで聴いているラジオのヘビーリスナーでした。

映画が終わって席を立つ時に、僕の姿が見えて、追いかけてきたというのです。「僕と分かったのですか?」と聞くと、8月に放送したドキュメンタリー『リリアンの揺りかご』を見ていた、と。その中には私自身も出てきます。

確かに4月から、RKBテレビでもコメンテーターとして『タダイマ!』と、月に一度は『サンデーウオッチ』に出ているので、顔を見て声をかけられることも増えてきています。

映画は難解なところがあり、喫煙所で「あれはどういう意味だろう」などと考えようと思ったのですが、その女性も「難しくて」と。主演の河合優実さんの演技はとにかくよかったのですが、「ストーリーでわからないところがありました」と言うと、「あー、よかったー。誰かにその話をしたいと思った瞬間に、神戸さんの顔が見えたのです」と後を追ってきたそうで。すごいですね、ラジオ。

これってファンレター!?

ただこの方、番組宛にメールやSNSでメッセージを送ったことはないそうです。僕は「連絡先も知りたいので、後で送ってください」とお願いしたので、今日は後で送ってきてくださると思っています。

最後にもう一つ。スタジオに持ってきたのですが、「RKBラジオ 神戸様」と宛てられた匿名のはがき。パソコンで書いてプリントしたんでしょうか。読んでびっくりしました。

朝のわずかな通勤時間でラジオから、かんべさんの話をちょこっとだけ聴けるのです。毎回、ふむふむ、へぇ~だったり、激しく同意する事もあって自分の中では、好きだな、この方と思っていました。(中略)で、以前、4月からTVに出ていると言われていて、服装のクレームが来ている事を言われていたのは、聴きました。

「帽子をかぶってテレビに出ているのはどうか?」という話ですね。

そしたらお盆のこの時期、テレビを付けたらなんと聞いた声が!!!「あっ! かんべさんだ!!!」と思った瞬間と、その後の、なんとも言えない感覚が… そう、イメージが違うのです。こんなにおしゃれをしているのが、イメージと違うのです。とにかく、ショックなのです。ある意味、裏切られたって感じです笑 決して悪い意味では無いです。いい意味だと思いますが、私の脳内のイメージとかけ離れ過ぎていたのだと思います。だから、嫌いになったとかではありません。とにかく、この、私の驚きの感覚を伝えたかっただけです。ひたすら苦笑い、プラス、え~!!!って声をあげていました。ただ、私のこのつぶやきを伝えたくてはがきを送ってみました。これからも、ラジオ楽しみにしていますね。

これは、人生で初めてもらったファンレターかもしれないです。「大切にとっておこう」と思って。匿名なのでどなたかもわからないんですけど、もしよかったらメッセージをください。

「『勘弁ならねえ』、聴いてます!」は違う!

こういうふうにやり取りができるラジオっていいなと思うんです。SNSやファクスでも送っていただいています。プレゼントへの応募をいただくと、全部に目を通していますが、「うれしいなあ」と思います。

その背景に、応募はしないけど「こういう本があるんだ」と思ってくれた、何十倍とか100倍とかの人がいるんだろうな。多分そういう人たちの一部の方がメッセージをくれるんだろうなと思います。

映画館で声をかけてくれた人のように、ヘビーリスナーなのに連絡をしたことはない、と。ちょこっとでいいですから反応が欲しいですね。「今日、声かすれてますよ」とか。

そんな話をしているうちにさっそくメールが届きました。

毎日出演されている方のおすすめの本の紹介コーナーを作っていただきたいです。たまに神戸さんが紹介されている本は手にします。ひと月お1人で1年持ちますよ。自身で探すと偏りますので違う感覚で本と巡り会いたいです。(福岡市博多区、クレオパトラクラブさん)

僕も時々紹介していますけど、いい本はいっぱいあるんですよね。ありがとうございます。

ただ、たまにですが、「聴いています! 『神戸金史の勘弁ならねえ!』ですね!」と言われることが。それは違う! 前番組の『櫻井浩二インサイト』時代のコーナー名です。今は、『田畑竜介Grooooow Up』の「神戸金史のCatch Up」。駄洒落のインパクトはかなり強かったみたいですが、乗り越えていきましょう。

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この記事を書いたひと

神戸金史

報道局解説委員長

1967年、群馬県生まれ。毎日新聞に入社直後、雲仙噴火災害に遭遇。福岡、東京の社会部で勤務した後、2005年にRKBに転職。東京報道部時代に「やまゆり園」障害者殺傷事件を取材してラジオドキュメンタリー『SCRATCH 差別と平成』やテレビ『イントレランスの時代』を制作した。現在、報道局で解説委員長。