「非日常の楽しさ」を伝える / 林 夏子

事業

林 夏子 NATSUKO HAYASHI

2009年入社

事業開発局 事業部

報道部から事業部へ
異動=転職と実感!?

福岡の放送局で最も歴史が長く、テレビとラジオの両方があって、「新聞社と肩を並べるほど報道に強い」と聞いていた当社。福岡出身のテレビ好きで、報道の仕事がしたいと思っていた私が志望したのは当然ともいえる流れでした。
入社後は希望どおり報道部に配属され事件や事故、政治など様々な取材を経験しました。6年目から事業部のイベントプロデューサーとして展覧会やファッションショー、演劇、バレエ公演、音楽フェスなど、多彩なイベントの企画から制作、運営、PRまでを手掛けています。事業部は転職したと思えるほど華やかで、いかにも放送局らしい世界。芸能人と会う機会も少なくありません。とことん来場者を楽しませ、喜ばせる仕事なので、目の前でお客様の笑顔が見られると本当にうれしくなります。

成功があれば失敗も、
趣味を仕事にすることも

私が受け持ったイベントで思い出深いのは、予想していた3倍の6万人が1カ月半で来場した『ミニチュアライフ展~田中達也 見立ての世界~』です。地球に見立てた青いアイスクリームの上にジオラマ用の人形扮する宇宙飛行士が浮かぶ作品は、『地球は甘かった』というタイトルで思わずクスッと笑ってしまいます。そんな魅力をできるだけ伝えたくて30秒CMを作り、共催者と一緒にしっかりとPRできたことが大成功につながったと思います。でも、イベントは楽しいばかりじゃなく、突然の悪天候で中止になったり、その影響で大きな赤字を出すこともありました。それでも、いつかは自分でゼロから音楽イベントを立ち上げてみたいですね。当社のイベントには自主企画も多く、たとえば「ハワイまつり」は担当者が趣味のハワイアンを仕事に生かしたもの。そんなこともが実現できてしまうのが、事業部の面白いところです。

イベントプロデューサーとして、
マスメディアで働く者として

イベントを通じて届けたいのはある種の非日常であり、たくさんの楽しさや幸せ、笑顔だったりします。放送局の一員として伝えたいのは正確さ、つまり信頼です。報道部では絶対に誤報を出してはならないため、いわゆる“裏取り”を徹底していました。それは大きな影響力を持つマスメディアの義務といえますが、SNSにも当てはまることで、個人の立場でも本当にその情報が正しいのか、 実際に発信していいのかを十分に考える必要があります。だれかに何かを伝えることは必ず責任を伴い、人の感情や行動、人生を左右しかねないからです。私は報道部時代、東日本大震災の取材で何度も現地を訪ねました。
そしてある時、被災者からこう言われたのです。「みんながつらいのに自分だけ苦しいとは言えない。だから、こうして話を聞いてくれるだけですごく救われる」。その言葉が本当に心に染みて、この仕事に就いてよかったとつくづく思いました。これからも、そうしたテレビの力と可能性を信じて人と接していきます。

休日の過ごし方

オフの楽しみは何といっても旅行!
移住したいくらい好きな沖縄には毎年3回は行っています。海も気候も人も開放的で、シュノーケリングも本当に気持ちがいいですね。 海外でよく行くのは韓国で、お目当ては焼き肉やチゲ鍋、トッポギなど完全に食です。 そろそろ一人旅にも挑戦してみたいですね。

PAGE TOP