「最高の瞬間」を伝える / 丸山 誉史

制作

丸山 誉史 TAKASHI MARUYAMA

2014年入社

スポーツ局 スポーツ部

中継ディレクターとして
なんでもやります

営業から制作までさまざまな経験ができそうだと思ったのが放送局で、なかでも私が就職活動していたころ平日の午後にローカル生ワイド番組『今日感テレビ』を3時間に渡り放送し福岡で最も地域に密着している印象があった当社を志望しました。
入社後は報道部に配属され、4年目からスポーツ部のディレクター兼記者として、当社が得意とするスポーツ中継を主に担当しています。特にホークス戦の中継ディレクターとして、移動中継車の中でたくさんのカメラ映像を見ながらインカムでカメラマンなどとやりとりして番組全体を演出することが多いのですが、放送席のフロアディレクターをしたり、記者として選手に取材をしたりすることもあります。また事前に、放送中に使うVTRを編集したり、画面下のスーパーの原稿を作成したり、駅伝大会で警察へ道路使用許可申請を行ったりもします。

状況に応じて物語を紡ぎながら
先を読み、決定的な一瞬を逃さない

野球中継はすべて生放送で編集を挟まないので、その瞬間を逃すと替えがききません。その緊張感が中継ディレクターの難しさであり、だいご味でもあります。また、試合ごとに展開や主人公が変わるため状況を見極めながら筋道を立て、画(映像)でストーリーを作っていくことがすごく楽しいですね。
中継ディレクターにとって一番大事なのは「先読み」と呼ばれる、状況の予測と判断です。何かが起こった後にカメラマンへ指示するのではなく、「こういうことが起こったらこんな画を撮ってください」とあらかじめ伝えておかなければより良い画をとらえることはできないので、目の前のことで手一杯にならないよう常に心がけています。キー局が毎回中継している世界陸上の応援スタッフとして2018年に2週間ドーハへ出張したときも、大会の規模や選手の数、約200人ものスタッフの力が結集して番組が成り立っているスケールの大きさに感動するとともに、先読みの大切さをあらためて実感しました。

あの無念さを胸に、
与えられた役割を自覚して

今思い出しても悔やまれるのは、中継ディレクターとして初めて駅伝を担当したときのことです。私はそれまで駅伝中継を最初から最後まで見たことがなく、また事前の競技の下調べや選手への取材も十分ではありませんでした。その結果、選手の紹介VTRも、先読みによる「ここで仕掛けてきそうだ」といった指示もなく、淡々とレースを追うだけの中継になってしまったのです。目に見えて失敗だったわけではありませんが、上司から「もっと中身のあるものにできたよね」と言われ、大きな教訓となりました。
スポーツ中継においては、生放送ならではの臨場感や緊張感、選手の表情や動きなどをとらえ、競技の良さを魅力的に届けなければなりません。公共の電波を使う特殊な立場にいる喜びと責任感を忘れず、これからも最高の瞬間を伝えていきたい。そしていつか、野球の日本シリーズで中継ディレクターを担当する夢を実現させたいです。

休日の過ごし方

食べることが大好きな私にとって趣味のキャンプは最高の食卓であり、最上のスパイス。特にお気に入りの阿蘇では、いつも以上に食事もお酒も進みます。普段自炊はしませんがキャンプとなれば話は別で、専門店でないと入手できないような調味料に、鳥のもも肉を前日から漬け込んでおいて、現地で野菜と一緒に豪快に焼いて食べたりします。

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