秋山幸二さんが展望するホークスV奪還に向けた「後半戦」モイネロ不在の打開策は藤井投手
ホークスは22日から後半戦に臨みます。V奪還に向けた展望をホークス元監督でRKB野球解説者の秋山幸二さんに聞きました。
モイネロ不在の打開策は「藤井投手」か
前半戦を43勝37敗、引き分け2つの3位で終えたホークス。7月に入り一時首位に浮上したものの、その後9連敗を喫するなど苦しい戦いが続きました。追いうちをかけたのが今シーズン防御率0・98と好投を続けていたモイネロ投手の離脱です。左ひじの手術を受けることになり、シーズン中の復帰が絶望的となりました。
秋山さん「後ろ(7~9回を投げる投手)がしっかりしてくると、先発も5回・6回までをしっかり投げようと。後ろがしっかりしていないと、長いイニングを投げないといけない。先発に負担がくるという面では痛い」
モイネロ投手不在という不測の事態に、秋山さんが考える『打開策』は・・・。
秋山さん「策としては先発をしている藤井投手が昨年は成績残して(去年リリーフで55試合・防御率1.12)しっかりやっていたので。彼が臨時で元に戻る可能性はあると思う。先発はなんとか頭数はいる。その中で経験がある人を、まずは持ってくる。そうすることで先発の負担が減って、最初から思い切り飛ばしていけるのでは」
経験のある東浜・石川が引っ張っていけるかが鍵
巻き返しを狙う後半戦、秋山さんに『キーマン』を聞いてみると。
秋山さん「打線は『柳田』を中心に、得点力をあげていく形になれば打線がどっしりする。投手は誰とは言えない。東浜とか石川は経験がある、彼らが引っ張ってどれだけ貯金を作っていけるか」
一方、秋山さんが最大のライバルにあげたのが、ホークスと5・5ゲーム差で首位を走るオリックスです。
秋山さん「昨年、おととし優勝していますし、選手が自信を持って戦っている。戦力的には先発、中継ぎがしっかりしている。先発だけで貯金を20個作っている。これは安定しているのは間違いなくある」
ホークス選手には「どしって試合に向かってほしい」
球界を代表するピッチャー、山本由伸投手をはじめとするオリックスの強力な投手陣を攻略できるかが、V奪還へ向けた大きな鍵になりそうです。最後は秋山さんにホークスの選手たちへのメッセージをもらいました。
秋山さん「チームとして、どしっと試合に向かってほしい。自分のできることをしっかり考えて、まずはやっていく。あとは体調面をしっかりして。明るく、元気よく、前向きに一試合一試合戦って欲しいと思う。頑張ってください!」
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