「Podcast Lab. Fukuoka」100本プロジェクト始動
「日本一のポッドキャスター」樋口聖典×RKB毎日放送で福岡から音声配信ムーブメントを!
RKB毎日放送(本社・福岡市)と株式会社BOOK(本社・福岡県田川市)は12月19日、ポッドキャスト番組の企画・制作・配信を支援する「Podcast Lab. Fukuoka」100本プロジェクトを開始すると発表しました。
音声コンテンツをもっと身近な存在に
ポッドキャストは、トーク番組などの音声コンテンツをインターネット上で配信するサービスで、スマートフォンやワイヤレスイヤホンの普及によって、いま利用者が急速に増えています(※1)。
※1デジタル音声広告・音声メディア支援企業オトナルと朝日新聞社が調査した『PODCAST REPORT IN JAPANポッドキャスト国内利⽤実態調査2022』によると、日本のインターネットユーザーに占めるポッドキャスト利用率は15.7%でした。これを国内の人口比率に割り当てると、日本のポッドキャスト月間アクティブユーザーは1680万人にあたります。また、ポッドキャストユーザーの45%以上が、直近1年以内にポッドキャストを聴き始めたと回答しています。
RKBは2005年からポッドキャストの配信を開始し、2023年12月現在、その番組数は週約40本にのぼっています。今後100番組配信を目標に、広くポッドキャスト番組の制作・配信を担う「ポッドキャスター」を募集し、福岡から音声配信ムーブメントを起こします。放送局ならではのリソースやノウハウを生かし、制作や配信の支援、RKBアナウンサーをはじめ、タレントやポッドキャスター同士のゲスト出演、コラボレーション企画などのコーディネートを行います。
アドバイザーには、株式会社BOOK代表取締役で、『歴史を面白く学ぶコテンラジオ(COTEN RADIO)』でJAPAN PODCAST AWARDS2019大賞、2022年のACC TOKYO CREATIVITY AWARDS総務大臣賞/ACCグランプリを受賞するなど、「日本一のポッドキャスター」として活躍する樋口聖典氏が就任。個々の番組の魅力向上のためのアドバイスや、キュレーション番組での紹介・PRなどを担います。
Podcast Lab. Fukuoka 公式SNS
樋口聖典氏プロフィール
1981年8月20日生まれ。福岡県田川郡川崎町出身の起業家・実業家。株式会社BOOK代表取締役。現在は地元福岡県田川市にある廃校を利活用した複合施設「いいかねPalette(旧猪位金小学校)」の運営を通じてクリエイターや起業家支援を行っている。元芸人、元音楽プロデューサー。2018年よりPodcast番組『歴史を面白く学ぶコテンラジオ』を開始。JAPAN PODCAST AWARDS 2019にて大賞を受賞したほか、協賛のSpotifyが選ぶ「Spotify賞」もダブルで受賞。2021年、Spotifyによる次世代ポッドキャストクリエイター育成プログラム「Sound Up」のファシリテーターに就任。2022年のACC TOKYO CREATIVITY AWARDS総務大臣賞/ACCグランプリを受賞。
スタートアップメンバーを大募集!
Podcast Lab. Fukuokaでは、以下の要領で、ポッドキャスト番組を企画・制作・配信したい方を募集します。また、2024年1月末までに応募した方は「スタートアップメンバー」として、今後のこのプロジェクトの運営方針や規約づくりにも参加していただきます。
参加条件
- 福岡を音声コンテンツで盛り上げたい方(福岡県内在住・勤務地が福岡県内というだけでなく、出身者や福岡に対する愛情が深い方であればどなたでも参加可能です)
- 新規にポッドキャスト番組を配信したい方も、既存の番組を発展させ、リスナー拡大を狙う方も参加できます。
- 番組内容はもちろん、タイトルやキービジュアルなどはオリジナルの(第三者の著作権を侵害していない)ものに限ります。
- キービジュアル(サムネイル)に「Podcast Lab. Fukuoka」のロゴタイプやロゴマークを掲出していただける方。
- 番組内容が公序良俗に反するなど、「Podcast Lab. Fukuoka」が配信に相応しくないと判断したものについては、プロジェクトの参加を拒否することがあります。
- 広告・パブリシティ等収益化した場合は、ポッドキャスターとPodcast Lab. Fukuokaとで配分することに承諾いただける方(諸条件は契約時に決定)。
参加特典
- 樋口聖典氏をはじめ、他のポッドキャスターやRKBアナウンサーたちとのコラボレーション、ポッドキャスター同士やリスナーとのセミナーや勉強会、交流イベントに参加できます(オンライン配信または福岡市内でのリアル開催)
- RKBポッドキャストのキュレーション番組(出演・樋口聖典/RKB武田早絵アナウンサー)や、RKBラジオの番組等で紹介されることがあります。また、他番組のポストロール(末尾)に番宣を挿入することができます。(自身の番組でも番宣を挿入することや配信プラットフォームが指定されるなどの条件があります)
- Podcast Lab. Fukuokaが指定する配信プラットフォームを利用することより、RKBなどが獲得した音声広告による収益を受け取ることができます。
RKB毎日放送オーディオコンテンツセンター長・山田悦二コメント
このたび、日本一のポッドキャスター・樋口聖典さんをアドバイザーとして迎えることになりました。音声メディアが多様化する中、民間放送局として国内4番目にラジオ放送をスタートしたRKB毎日放送が、これまでの放送局としてのノウハウに加え、ポッドキャストに深い見識がある樋口さんとタッグを組むことで、まったく新しい音声コンテンツのムーブメントをここ福岡から起こすことができるのではないかと期待しています。今後さまざまな企業・団体・個人とのコラボレーション、ポッドキャスト業界で活躍する人材の発掘などを通じて、音声メディアをリードする存在を目指します。
樋口聖典氏コメント
個人が、伝えたいことを様々な方法で発信できる時代になりました。しかし、音声メディアの分野はまだまだ発展途上にあるといえます。これまで私は、「自由な世界をつくる」という理念のもと、ステージと客席の境界をなくし、誰もが自由に表現し、それを受け取ることができる世界に向けて、自身の事業を通じて活動してきました。そんな中、生まれ育った福岡でこのような機会をいただけることがとても嬉しいです。福岡の地理的な利点やコミュニティーを活かした新たな方法を模索し、ここで得た知見や研究の成果を社会に還元できればと思っています。
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