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”18歳の自分を超えた” 33歳・鈴木聡美 日本競泳史上最年長で五輪代表

日本の競泳史上最年長となる33歳でオリンピックの代表入りを決めた、鈴木聡美(すずき・さとみ)選手。一時は競技の継続を悩むほどの苦難の時を超え、2大会ぶりのオリンピックの舞台で、進化した泳ぎを見せる。

苦境の鈴木を救った2人の師は「兄」と「父」のような存在

苦しむ鈴木を救ったのは2人の師だった。トレーナーを務める永井裕樹さんは「どうしても自分と向き合えていないように見えた。オリンピアンだとかメダリストだとかって振る舞う必要もなく、1人の女性として思い切ってやればいいんじゃないかって、ここから強くなれる」と鈴木を励ました。

そして、鈴木が大学時代から指導を受ける神田忠彦(かんだ・ただひこ)監督の存在も大きな力となった。鈴木は、「(永井トレーナーは)メニューも考えてもらったり精神的な支えになってくれたり、兄のようなポジションでいてくれているありがたい存在」と話し、神田監督については「水泳の恩師でもあるし父親的存在」と信頼を口にする。

パリ五輪は「自分との戦い」目標はあくまで自己記録更新

鈴木がパリ五輪で目指すのは、メダルではなく自己記録の更新。自身との戦いを制した先に、おのずとメダルが見えてくると考えているからだ。

「位置づけがメダルが先走ってしまうと自分が何を目指しているのか見えなくなってしまう。結果は記録がものを言うだろうなと思う」

12年ぶりのメダル獲得へ、パリの舞台で進化した泳ぎを見せる。

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