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「もったいない」から生まれた万能調味料

日本有数のニラの産地・大分県で、ニラを使った万能調味料を製造する大分市の株式会社ログスタイル。時松秀豊史社長(54歳)の「辛麺」好きが高じて「元祖辛麺屋桝元(本部・宮崎県)」とフランチャイズ契約。2013年に大分県第1号を出店した。


その辛麺に欠かせないのが「ニラ」。調理の際、毎日大量に廃棄されていた「茎(全重量の15%)」の部分に注目し、2019年、甘口のだし醤油につけ込んだ万能調味料「必然のニラ醤油」を発売した。ニラは大分市産を使い、醤油は大分県臼杵市の老舗醤油メーカーと共同開発。誕生のきっかけは、あるスタッフの「捨てるのはもったいない」という一言だった。


「偶然できた商品だが、栄養素も豊富でおいしいので、これは作るべくして作られた商品だ、という思いから「必然」とネーミングした」と時松社長。その後、ニラの茎と葉が入った「みんなのニラ醤油」、辛い物好き向けの「辛のニラ醤油」など種類も増えた。


いずれも、ごはん・麺・冷やっこなど、あらゆる料理に使えると評判だ。今年6月、新たな販路を求めてアメリカ・ロサンゼルスへ。果たして「ニラ醤油」はニラの知名度が低いアメリカで受け入れられるのか?

会社名:株式会社ログスタイル
代表者:時松秀豊史 代表取締役
住 所:大分県大分市松原町1丁目3-11-102
電 話:097-578-7309
ホームページ: https://logstyle-oita.com/

取材後記

数年前に大分市の元祖辛麺屋桝元で食事をした時、レジの横にある「ニラ醤油」を初めて目にしました。パッケージのカラフルな色使い、斬新なイラスト、食べたことがない「ニラ醤油」の文字に惹かれ、思わず衝動買い。自宅でビンのフタを開けると、強烈なニラの香りが部屋中に漂いましたが、冷ややっこにかけて食べたところ、超絶品!すごく美味しかったのです。


今回、当番組で取材する機会をいただき、初めて時松社長とお会いすることに。最初の打ち合わせの時から最後の取材まで、あふれ出る「ニラ愛」が止まりませんでした。ニラ醤油を商品化した当初の時松社長の夢が「日本中、世界中の皆さんに食べてもらいたい」。それが今まさに現実になろうとしています。

 

時松社長の座右の銘は「すべての現実は夢から」だそうです。

果たして次なる夢は?次の一手から目が離せません。

 

(OBS大分放送/富田 浩史)

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